35舞と名雪
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下らない妄想の結果こうなったのを知っているので、マヌケな弟で夫を、後で風呂場に連れ込んで、ケツに石鹸をタップリ塗って後ろから栗と栗鼠でガンガン突いて即落ちさせて泣かしてやり、グリセリンで刺激された腸が悲鳴を上げて「もう出ちゃうよっ、トイレに、トイレにイかせてっ」と言わせて、結合したまま四つん這いで歩かせてトイレで開放、泣きながら排便する所も見て散々なじってやって、サディストの目で見下げ果てて言葉でも穢してやり、トイレの中でも石鹸を塗りたくって、ボディーソープも注射してやってブチ込んで、駅弁スタイルや対面座位で犯してやって、「出ちゃう」とブチ込んでやるのを交互に楽しませて、祐一の腹の中に自分の卵子もタップリブチ込んでやって、男の身でありながら五つ子を妊娠してしまうような濃厚なプレイをしてやるつもりだった。
「舞が一弥のお姉さんで、名雪が妹? 秋子さんも重なってるから、祐一さんの嫁で妹? 分からない、分からないわっ」
予知能力も無く、妖狐の血が薄すぎる佐祐理には、多元宇宙も何も把握できなかったが、今は舞が選ばれて、何かのマークが取り付けられているのが分かった。
「…そう、イザナギとイザナミは兄妹の方が良かった、とても簡単で二人だけ。でも、祐一は手の届く範囲の女を全部助けたかった。私も佐祐理も、栞も香里も、そんなの無理なのに、助けようとした。だから今は私がイザナミ、でも佐祐理の夫で祐一の姉。佐祐理も天人の子を産むはず、もう私では先が読めない」
複雑に絡み合って重なりあってしまった自分たちの運命は計算外で予測もできない、天使の人形の思惑も違い、一体どこに向かって走っているのかも理解不能で、自分たちの立ち位置も分からない。
「だいじょうぶですよ、わたしと祐一が治します。一弥とゆういち(天使の人形)が何かしても、わたしがゆるしません、あゆちゃんはいい子です、真琴は…… アホです」
珍しく会話に加わった名雪だが、朦朧としていたのか、神がかりな状態なのか、何か呟いてから眠った。
仮のイザナミから国産みの神に遺児が託され、人の穢れを四分の一抱えた子も、名雪の中でケガレを消された。
倉田家。
舞の家に届け物を済ませ、正門前の車寄せに停車した車から、栞、一弥、爺やが降りた。
緊急事態ボタンで厳戒態勢にあった倉田家では、佐祐理の母と話した当主も玄関に出て、家に逃げ込めるようにも、外にも逃げ出せるように準備していた。
「倉田家次期当主、一弥様のご帰還です、皆様拍手でお迎え下さい」
爺やは涙声を振り絞って、周囲のざわつきを消そうとしたが、余り賛同は得られず、一弥の母以外は拍手も無かった。
「爺、そのケガレを家に入れることまかりならぬっ、早々に追い出せば見逃してやるっ、さもなくば……」
その先は言いたくなかったのか、怯えて言えなかったのか
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