暁 〜小説投稿サイト〜
怪奇学園
妬み、恨み

前書き
美紀が昼休みに本を読んでいるとクラスメイトたちの話し声が聞こえた
「あ、翔太君だ!」
「どれどれ?」
「ほらあそこ!」
「ほんとだ!かっこいいなぁ」
「うんうん!サッカーは上手だし、背は高いし、かっこいいし、勉強もできるし」
「何もかも完璧だよ〜」
(やっぱり翔太君人気だなぁ・・・まぁ嫌いな人なんていないよ)

校庭で遊んでいた生徒が段々と戻ってくる
「今日のプレイ最高だったぜ翔太!」
「さんきゅ!」
翔太は礼を言うと柔らかく微笑む
「あ!美紀さん、その本」
「あっ翔太君・・・こ、この本がどうかしたの?」
翔太に話しかけられわずかに美紀の顔が赤くなる
俺その本読みたかったんだけど本屋行ってもみつからなくてさぁよければ今度貸してくれない?
う、うん!もう少しで読み終わるからそれまで待ってくれる?
おう。ありがとな。

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