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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
6部分:第四話 悠里と百代と怪談と
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モは舎弟ということで大和を本当の弟の様に可愛がった。俺は元々大和が好きではないから、必要以上に話しかけたりはせず、少し距離を取っていた。いきなり得体の知れない同学年の俺と舎弟契約を結んだのだ。少し不信感もあるだろう、と思いつつ、川神院へと足を向ける。
「お〜い!悠里〜!!」
後ろから声を掛けられたので振り向くと、モモが走って来た。今帰る所らしく、一緒に帰ることにした。
「そういえば悠里、お前日曜に予定はあるか?」
「ん?いや、無いけど?」
「そうか。なら悠里、髪型変えてみる気ないか?」
「は?」
いきなりだったからそんな声を出してしまった。なんと、わざわざ大和に知り合いの良い理髪店を教えてもらい、予約も取ったらしい。……そこまでされたら行くしかないじゃないか。
「大体お前、その髪型でなんか勿体無いだろ?顔はかなりいいのに」
「そうか?」
「今は帽子を取ったスナフキンだしな」
「スナフキン!?」
モモからでた言葉に少しショックを受ける。髪が長すぎるという自覚はあったが、そんなに長かったか?
翌日、鍛錬が終わった後に俺はモモと一緒に理髪店へ向かった。お金は鉄爺に話したら快くお金をくれた。どうやら鉄爺やルー師範代も気になっていたらしい。商店街を抜けて、ちょっと歩くと目的の理髪店に到着する。
「じゃあ、始めるわね。どんな風にする?」
「一番良いのを頼む!」
「メ タ 発 言 !!」
モモがノリノリで言うから思わずツッコんだ。それから一時間くらいで散髪が終了した。
「モモ、終わったぞ」
「おう、どんな感、じ……」
俺を見てモモは固まってしまった。今の髪は後ろ髪は肩に少し掛かるくらい、前髪はバッサリ切られて双眸がハッキリと出ている。
「切ってみて驚いたわ〜。元が良いからハサミが凄く進むし」
「どうしたモモ?なんか変か?」
「いや、変じゃないぞ!すごく似合ってる!」
「そっか。ありがとう」
「っ!?///」
バッ!とモモは顔を赤くして悠里から逸らし、そんなモモを見て悠里は?を浮かべる。店員さんは「あらあら、まあまあ♪」と楽しげにその様子を見ていた。
「女の子の方は頑張りなさいね。彼がイケメンだと狙う人多いわよ♪」
「な!?///」
「?何の話だ?」
「う、うるさい!お前に関係ない!///」
ブンッ!
「おっと!?いきなり殴るなよ!?」
「うるさいうるさいうるさーい!!///」
なにこの理不尽……そして店員さん!笑ってないで止めてくださいよ!!
その日の夜、夕食を食べ終わった俺は自
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