ガンダムW
1596話
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アロハシャツにサングラスという軽そうな見かけとは裏腹に、ハワードは何気に頑固だしな。
「なら、何かあったらすぐにシャドウミラーに連絡を入れてくれ。お前達がOZに捕まると、こっちにとっても不利益だからな」
「うむ。……すまんな」
心の底から申し訳なさそうに告げてくるハワード。
だったらシャドウミラーに所属してくれれば……と思うが、それは無理なのだろう。
シャドウミラーは実際には傭兵団という扱いであり、必ずしも連合軍の傘下にある訳じゃないんだが。
まぁ、ハワードの中に色々としこりがあるのは仕方がない。
「別にいいさ。ただ、そのうち気が変わってシャドウミラーに所属してもいいと思うようになったら、連絡をしてくれ」
「うむ。そのような時が来るのかどうかは分からんが、そうなったら連絡しよう」
しっかりと頷くハワードに、それ以上は何も言わない。
ここでこれ以上何かを言っても、それは寧ろハワードの態度を頑なにするだけだろうし。
「凛、じゃあ、そろそろいいか?」
「ええ、こっちは大丈夫よ。アクセルがハワードと話していたから時間が掛かったんでしょう?」
「そうか? ……お前がデュオをいぢめてたから時間が掛かったんだと思うけどな」
「そんな訳ないでしょ」
「……サリィはどう思う?」
サリィに視線を向けて尋ねてみると、そっと視線が逸らされる。
それは、答えたくないのか……それとも答えられないのか。
ともあれ、俺達はそんなやり取りをしながらもサルベージ船から出ていくのだった。
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