暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
第10話 猛攻
[3/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
給作業を受け、それが完了したばかりであった。
ディエゴ曹長率いる機甲歩兵部隊と地球連合軍部隊は、防衛陣に入り込んだシグーを撃破すべく、行動を開始した。
「!」
ノーマは、建物の影に潜伏していたゲーレン隊の残存である対空ミサイル車両を重突撃機銃で狙撃した。その攻撃は、正確に対空ミサイル車両の車体側面を撃ち抜いた。
海外派遣時に輸送機での輸送を考慮に入れた設計による高機動化、軽量化によって、一般車両とほとんど変わらない重量と装甲だったその対空ミサイル車両は、木端微塵に吹き飛んだ。
「化け物め!」
別の車両が対空ミサイルを発射した。
先程までは、指揮官であるゲーレン中尉の命令で、ミサイルを温存していた。
だが、指揮官以下部隊の大半が戦死し、敵が襲来しつつある状況ではそんなことを言っていられる状況ではなかった。
ミサイルが発射されるのを確認すると同時にノーマのシグーは即座に低空飛行に移行、砲撃で歪に変形したビルの影に隠れる。
「そこよっ」
ビルの影から飛び出すと同時に重突撃機銃を叩き込む。
対空ミサイル車両は、戦車をも撃ち砕く高速徹甲弾に車体をズタズタに引き裂かれて炎上した。
ゲーレン隊が保有していた対空ミサイル車両は、1両残さず、燃え盛るスクラップに変換された。
「食らえ!」
廃墟の影に隠れた歩兵が携帯型対空ミサイルを発射した。
「被弾した!」
ノーマは、咄嗟に回避しようとしたが、間に合わず、ミサイルは、グゥルの左エンジンに命中した。
ミサイルはグゥルのエンジンに突き刺さると同時に弾頭を炸裂させ、燃料タンクに誘爆したグゥルは数秒で火球と化した。
ノーマのシグーは寸前でグゥルから飛び降り、ボロボロのコンクリートの地面に着地した。
「やった!」グゥルが爆散するのを見た若い兵士は、満面の笑みを浮かべて叫んだ。
「お返しよ。」
ノーマのシグーは、着地と同時に重突撃機銃を叩き込み、歩兵を吹き飛ばした。
地面に降り立ったシグーに廃墟からミサイルや砲弾が浴びせられた。
攻撃を行う地球連合部隊は、ディエゴ曹長率いる機甲歩兵部隊を中核としていた。
「食らえ!」
ディエゴ曹長のゴライアスは、左手に握った20mmチェーンガンを乱射する。
だがシグーの装甲には、牽制にもならない。
「作戦通りにいくぞ!」
「「「「了解!」」」」
ディエゴ以下、ゴライアスを装着した機甲兵達は、決められた作戦通りに脚部のローラーを駆使して都市の奥へと撤退を開始した。
「引いていく…逃がさない!」それを見たノーマのシグーもそれを追う。
先程の戦闘で機甲兵部隊にモビルスーツを含むザフト部隊が苦しめられていることをノーマは認識していた…だからこそ彼女は、あえてそれを追撃したので
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ