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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
5部分:第三話 原っぱ奪還戦
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第三話です
ではどうぞ〜
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第三話 原っぱ奪還戦



「悠里、鬼退治に行くぞ!」

「……ゑ?(`・ω・´)」


始まりはこの一言だった。
モモちゃん改め、モモとの試合から少したったある日、何時も通り学校から帰ってすぐに悠里は技の鍛錬をしていた。今はバスターソードで技の練習中。

ちなみにこのバスターソード、父の遺品だった。
かつて川神院で修行し、ルー師範代や釈迦堂師範代と同格とされた父、天城琉聖(りゅうせい)。聞いた話によると、性格は明るく師範代二人とも仲が良くてよく飲みに行ったとか。
鉄爺曰わく「剣の腕なら剣聖黛十一段と互角に戦える天才」と言われるほど。
川神院師範代の候補に挙がったが、九鬼へヒュームさんから召還されたらしく、特殊工作部隊へ入隊。ヒュームさん曰わく「強さだけなら従者部隊上位に入る若造」だったらしい。……あのヒュームさんが『赤子』と呼ばないとなるとかなり認められてたんだろうな。
ちなみに顔だが、黒髪のツンツンヘアーで左の頬に×の傷がある、完全にFFZのザックスだった。母の愛莉はエアリスだったし……
ひょっとしたら父は九鬼カンパニーのソルジャークラス1stなんじゃないか?と思ったがない。……多分、きっと無い。
そんな大切な剣で練習しているとモモから呼ばれたので、バスターソードを置いて、タオルで汗を拭きながらモモの所へ向かった。そこには


「「「「「え?」」」」」


風間ファミリーが全員集合していた。かなり驚いた様子で。






百代side


学校から帰ってきて悠里と鍛錬しようとすると、入り口に悠里と同じくらいの五人組が来ていた。気になって話しかけてみると、どうやら私に用事があったようだだった。
話を聞くと、上級生に遊び場にしてた原っぱを力づくで奪われたらしい。さらに人質を取られ、無抵抗なところを痛めつけられ、リーダーの男子からはコンパスで耳に穴を空けられたらしい。
聞いたときに浮かんだのは怒りだった。卑怯な手で一方的に奪っていったその上級生に対する強い怒りが。
報酬として頼んだ男子が私の集めていた野球のレアカードを献上すると言ってきたので、そいつと舎弟契約を結んだ。あと、同学年なのに悠里の事をあまり知らないらしかったので悠里を呼んでみた。すると、


「「「「「え?」」」」」


前髪を髪留めで留めて両目が開いた状態の悠里を見て、五人とも驚いていた。
まあ、髪留めしてない状態の悠里は帽子を取ったスナフキンだからな。





百代side out





悠里side





モモに呼ばれて来てみる
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