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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
最後の一人
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、嬉しそうに笑みを浮かべる。

「ちなみにいくつくらいなの〜?」
「あ、バカ」

年齢の話になって彼女の年が気になったセシリーが女性には答えにくい質問をぶつけてくる。

「ん?21だよ」

シャルルは友の質問に呆れ返っていたが、彼女はまるで気にした様子もなく回答する。21か、それならまだまだ若いから気にならないのかも・・・ん?

「あの・・・ちなみにお名前は?」

21という数字が引っ掛り、彼女の名前を聞いてみることにした。なんだろう、誰か21歳の人で知ってる人がいたような・・・

「私はリュシーっていうんだ。イシュガルだとそれなりに有名だと思うけど、みんなはまだ小さいからわからないかな?」

おまけでもらったジェラートを食べながら笑顔でそう語るリュシーさん。リュシー・・・リュシー?

「「「「あぁ!!」」」」

名前を聞いてそれに覚えのある四人が顔を見合わせ声をあげる。何も知らないシェリアとサクラ、リュシーさんは面を喰らっていたけど。

「リュシーさんって、エルザさんが言ってた・・・」
「聖十大魔導のBIG3の〜!?」
「「えぇ!?」」

イシュガルの中でもっとも優れた十人だけが選ばれる聖十大魔導の中でもイシュガルの四天王に次ぐ実力を保有していたとされる三人。俺が知っているところだとカミューニさんとノーランがそれなんだけど、最後の一人・・・名前と女性ということだけはエルザさんから聞いていたけど、この人だったなんて・・・

「エルザって、エルポヨのこと?みんなはあの子の知り合いなの?」
「同じギルドだったんです」
「あの子って・・・」

確かエルザさんの方が年上だったはずだけど、まるで年下の子を指すような話ぶりに苦笑い。なんか緩そうな人だし、気にしたら負けか。

「懐かしいなぁ、エルポヨは元気?」
「た・・・たぶん」
「元気なんじゃないですかね?」

しばらく会ってないもんだから元気かどうかなんてわかりやしない。歯切れの悪さに何か事情があると察したリュシーさんは、何も聞かずに別の質問を振ってくる。

「私も名乗ったんだし、みんなの名前も教えてよ」

ニコッとキレイだけどどこかあどけなさが残る笑顔。それに親近感を覚えつつ、全員が名前を答えていく。

「私はウェンディです」
「シリルと言います」
「シェリアです」
「サクラで〜す!!」
「シャルルよ」
「セシリーだよ〜」

それぞれが名前を答えると、彼女はなるほどと言った後、何か引っ掛かったようで首をかしげる。

「あれ?シルルンって男の子の名前じゃなかったっけ?」
「「ぶふっ!!」」

妙なニックネームに思わずセシリーとサクラが吹き出してしまった。エルザさんをエルポヨと呼ぶだけでもすごいのに、ここま
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