暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
バレンタインデー
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てるのかしら?」

今日私たちがこんなに早くキッチンに立っているのは、明日がバレンタインデーだから!!バレンタインでは女の子から男の子にチョコを渡す日。だから、今年はシェリアたちと一緒に手作りのチョコレートを作ってあげようってことになったんです。

「まずは何をするの?」
「え?ウェンディ作ったことないの?」

チョコレートを箱から出しつつシェリアに何をすればいいのか尋ねると、ビックリしたような顔で視線を向けられる。シェリアは何度も作ったことがあるのかもしれないけど、私は実は今回が初めて。そもそもバレンタインにチョコをあげるという行為をあまりしたことがないし、あげるとしてもできているものをプレゼントしてたから・・・

「じゃあ教えながらやってあげるね。一人でも作れるように」

ニコッと笑みを浮かべるシェリアに思わず顔が赤くなる。確かにいつかシリルに一人で作ったものをプレゼントしてあげたいとは思ってたけど、ここまで私の考えを読まれていると恥ずかしくなってしまう。

「まずはチョコレートを細かく刻んで」

包丁を手に持ちトントンとリズムよく板のチョコレートを刻んでおくシェリア。その手際のよさに思わず見惚れていると、シャルルがあることに気が付いた。

「ねぇ、こんなに買って食べきれるの?」

言われてみると、私たちが買ってきたチョコレートの量は半端じゃない。チョコレートのお風呂にでも入ろうとしてるのかな?と勘違いされるくらいの量の板チョコが積まれている。

「大丈夫!!どうせレオンがたくさん食べるし」

そう言われ、全員が納得する。大食いの彼だったらこれくらいの量は問題なく食べられるだろうし、逆に言えばこれくらいの量がないと満足してくれないかも。ホント、なんであんなに食べてるのに太らないんだろう、羨ましいなぁ・・・

「じゃあ、次はウェンディたちもやってみて!!」
「うん!!」

疑問が晴れたところでシェリアからバトンを受け取る。普段から料理はするけど、いつもとはなんか感じが違うから緊張しちゃうなぁ。

「いい感じだよ、ウェンディもサクラも」
「ホント?」
「よかったです!!」

隣で同じ行動をしているサクラと一緒に褒められて嬉しくなる。そのおかげで、少しドキドキがわくわくに変わってきました。

「じゃあ刻んだのを湯煎しよっか」
「湯煎〜?」

聞き慣れない言葉に首をかしげるセシリー。湯煎とはチョコレートをお湯で溶かすことだよね。それだと焦げないし、ゆっくり溶かすことができて安心だし。

「お湯が入らないように気を付けてね」
「なんか難しいわね」
「バランスが・・・」

刻んだチョコをボウルに入れて、お湯の入っているボウルにそれを入れて溶かしているんだけど、なかなか加減が難し
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