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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
第9話 聖天使出撃
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が戦友に暴威を振るっていた。
「食らえ!宇宙の化け物!」
陣地から対戦車ミサイルが発射されたのと同時に、シグーから放たれた砲弾数発が直撃した。
「わずかな間に…しかも傷一つつけられないだと!」
巧妙に市内に設営されていたミサイル陣地は、その殆どが壊滅していた。
残されていたのは、指揮官であるゲーレンの陣地のみだった…
「化け物かよ!」
自らのいる建物へと向かって来るシグーを見据え、彼は、肩に背負う対戦車ミサイルのトリガーに指をかけた。
「遅い!」
それよりも早く、シグーの右腕の重突撃機銃が火を噴いた。
重突撃機銃より発射された76o弾が大気を引き裂く轟音が、彼が知覚した最後の音であった。
ゲーレンが指揮所としていたビルの12階のフロアの一つに着弾した76o弾は、そこにいた人間達を纏めて吹き飛ばした。
辛うじて残っていた窓ガラスは、粉々に砕け、オレンジの爆光の中で、さながら夜の星の様に束の間の間、煌いた。
そこにいた者達は、死体すら残らなかった。
僅かに焦げたタンパク質が、建造物にこびり付いていたのみである。
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