修行開始
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ったようで、その場にはレオンしかいなかった。
「じゃあどうすればいいのさ!!」
筋トレならパワーアップも簡単!!と思ってたのに、魔力が上がるわけではないからとレオンに釘を刺されてしまう。
「魔力を高める練習でもしてみれば?」
「どうやって?」
その方法が思い付かないから困っているのに、あっさりとそんなことを言ってくる少年にちょっとイラッとする。だが、彼はちゃんと考えを持っていたらしく、飄々と口を開いてみせる。
「全開まで魔力を高めてそこでキープしてみて」
「わ・・・わかった」
言われるがままにやってみる。まずは魔力を全開まで高めて・・・
「もうちょい上げて」
「くぅ・・・」
ギリギリまで高めているつもりだけど、煽られてやってみるとまだ少しずつ上がっていく感じがする。それからしばらくして魔力の上限を向かえ、その状態を維持しようとすると・・・
「ぐはっ・・・」
耐えることができずに、魔力が一気に抜け落ち、その場に倒れ込む。
「難しいでしょ、これ」
「た・・・確か・・・に・・・」
ただ魔力を限界値まで高めただけなのに、体がプルプルと震えるほどに疲労している。さらにこれで維持しなきゃいけないなんて、かなりキツイぞ。
「ちなみにレオンはできるの?」
「やれるけど・・・」
呼吸を整えながら命じてきた人物はこれをできるのかと聞いてみたところ、彼は何故か歯切れが悪くそう言う。
「今やったら骨砕けるかも」
「な・・・なるほど・・・」
やってみてほしいと思っていたところ、今現在ケガをしている彼はこれをやるとかなり危険な状態になるらしい。こんな大ケガでやったら、死んじゃうかもしれないよね。
「ほれ、もう一回」
「ちょっ!!もう少し休ませてよ!!」
バトルやトレーニングをしたわけではないのに、全身が激しい疲労に襲われており、なかなか立ち上がれない。これ、今日一日でできるようになるかな?なんだか不安になってきた。
セシリーside
みんなで別れて修行に入った僕たちは、今は三グループに別れているよ。
「ラウたちはどんなことしよっか?」
「そうね」
「う〜ん・・・」
三グループの内訳はシリルとレオン、ウェンディとシェリア、そして僕とシャルルとラウルとサクラとなっている。別れてから気付いたけど、僕たちは戦い方の基本を覚えたいのに、このメンバーじゃどうすればいいのかな〜?
「サクラは何でここに来たの?」
「一番楽しそうだったから!!」
魔法の速度を高めたいサクラは僕たちと一緒に修行するのが楽しそうとこのグループに来たらしい。
「じゃあサクラがラウたちに戦
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