修行開始
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なりたいという考えは同じなはず。だったら実践で身に付けていくことが一番の近道だと思うんだけど・・・
「シリルは何をしたいの?」
一度それぞれの考えを確認しようとレオンが問いかける。やりたいことと言われるとパッと思い付くのは・・・
「やっぱりもっと力を上げたいかな」
細かな技術はかなりあると自分でも認識している。フェイントやら動きを先読みするやら、そういうスキルはかなり高い分類に入ると思う。
しかし、パワーにおいてはどうだろうか。まだ成長途中なのもあるけど、かなり非力なんだと日々痛感させられる。主に目の前にいるやつがパワーがありふぎるのが原因なんだけど。
「ウェンディは?」
「私はドラゴンフォースを使いこなせるようになりたいと」
ウェンディは冥府の門とこの前の依頼で解放することができたドラゴンフォースの完全な習得。俺も使えるようになりたいとは思うけど、できたの一回だけで、それも間接的にウェンディの力を借りての物だから、感覚がわからないんだよな。ウェンディができるようになったらコツを教えてもらおうかな?
「シェリアは?」
「もちろん魔法のキレを上げようと思ってるよ!!」
パワーも重要だけど、それを繰り出す上でのキレはすごく重要なものだと思う。スピードがあってもパワーが強くても、キレがないと当てることは困難だろうし。
「サクラはスピードだろ?」
「私にも答えさせてくださいよ!!」
サクラは前々からずっと課題として上がっている魔法陣を書き終える速度のアップ。彼女の魔法は何よりも速く発動することが肝となるものだから、誰からでも容易に想像できるんだけどね。
「んで、お前たち三人は・・・」
「言われなくてもわかってるわよ」
「基礎を身に付けないとね〜」
「まず戦い方がわからないし」
エクシードトリオはバトルへの参加がほとんどなかったから、まずどんな風に戦うのかが分かっていない。それを解決しないと、足りないものを補っていく段階になど入れるわけがないのだ。
「これでもお前は実践を求めるの?」
「うっ・・・」
レオンからジト目で見られて押し黙る。彼の言うことにも一理ある。この状態で実践に取り掛かっても、やりたいことがやれないし、うまく回るはずがないか。
「時間はあるし、今日はそれぞれ「これだ!!」と思うことをやってみればいいんじゃないの?」
「うん。わからないとこだけみんなで相談すればいいよね」
多数決により今日は自由に自分が強くなる上でやるべきだと思うことをやってみることにする。でも、俺は何をやればいいのかな?力を高める方法・・・
「筋トレ?」
「それは物理的力だと思うけど?」
目を閉じて頭を悩ませているうちにみんな方々へと散ってい
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