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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
44部分:第四十話 予言と歓迎会
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だいぶ遅れてしまいました……
申し訳ないです。
まずは本編をどうぞ
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第四十話 予言と歓迎会
その日の昼休み。俺は今日も屋上の給水タンクに上がって、音楽を聴きながら昼寝していた。大和はキャップと昼食を食べているし、今ここには俺しかいない。
「やや、また会ったね悠里くん」
「ん?」
目を開くと、燕ちゃんが俺の顔を覗き込むように見ていた。……思ったんだが、立ったまま声を掛けてくるのって狙ってやってるんだろうか?どうでもいいけど……
「燕ちゃん人気者だね。モモと戦ってどうだった?」
「うん。流石は武神だよねぇ。ガードしたのに腕が痺れっぱなしだったよ〜」
「あいつの好きな物は殲滅戦だしね。……でも、分析はできたんでしょ?」
「……やっぱり、気付いてたんだね」
「薄々ね。でも、確証はなかったから」
「ふ〜ん……まぁいいや」
燕ちゃんはあまり気にした様子もなく、俺の隣に腰掛けた。6月で日が強いが、気持ちいい風が吹いているので気にならない。
「……何も聞かないの?」
「なにを?」
「私がモモちゃんと戦った理由とか、なんで川神に来たのか……」
普通なら色々聞くだろう。いきなり自分が連絡無しにこの町に来て、幼なじみと戦ったのだから。それを聞いてこない悠里が燕には不思議だった。
「戦った理由は大体わかるし、無理に聞こうとは思わない。燕ちゃんが楽しんでるなら、それでいいんじゃない?」
「悠里くん……」
「それに、個人的には感謝してるんだ。モモは最近不安定だし、なにより俺も燕ちゃんが来てくれて嬉しい」
「え……?///」
悠里の言葉を聞いて燕は顔を赤くした。不意打ちに近いそのセリフを聞いて顔はもう真っ赤になっていた。
「だからなんでそんなにストレートに言うのかな……(ゴニョゴニョ)///」
「……?どうかした?」
「な、なんでもないよ!?」
「……?」
赤くした顔を見られたくないため、燕はバッ!と顔を悠里から逸らし、突然慌てだした燕に悠里は首を傾げた。そこでチャイムが鳴ったため悠里と燕はそれぞれの教室に戻った。
その日の放課後、悠里は市内へ買い出しに行っていた。
中身は明日の歓迎会で使う飾りやら色々。
その途中で多馬川の辺に積み重なった人の山を見つけた。……こんな山を作るのは1人しかいない。
「モモ」
「おお悠里、なにやってるんだ?」
「義経達の歓迎会の準備。……で、そっちのは義経への挑戦者か」
「まぁな。自分で相手を待つよりこ
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