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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
44部分:第四十話 予言と歓迎会
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。
パーティーが始まると義経達は皆と楽しそうに話せていた。問題だった与一も照れたりしていたが、キチンと楽しめたようだ。よかったよかった。
パーティーが終わると、俺達は後片付けに追われることになる。そんな中、俺は大和に呼ばれて付いて行った。どうやら紋さまが一言、言いたいらしい。
「お前と話すのは初めてだな。天城」
「そうなるな。俺は紋さまのことは英雄と揚羽さんから可愛い妹だって話は聞いてたよ」
「うむ。我もお前のことはよく聞いている。姉上や兄上以外にもあのルーファウスからも信頼は厚いようだしな」
知っての通り、タークスのメンバーは従者部隊と並ぶほど上位の部署だ。それにキレ者でもあるルーファウスさんがトップを勤めているため、その手腕は誰もが認めている。……性格に難は多少あるけどな。
「ところで、天城は進路は決まっているのか?」
「どうだろ……?一応、九鬼に入るのも一つの道としては考えてるけどな」
「そうか。ならば九鬼はいつでもお前を歓迎するぞ!」
「ははは……その時はよろしく」
うむ!と紋さまは言って去っていった。実は将来の事は俺は考えていない。意外だという人が大半だが、実際に考えてみてもなにも出てこないのが本音だ。九鬼に就職するのも一つの道だけど、あまりしっかりとした答えは出ない。
モモは川神院の跡取りだし大和は進学だろうし……
「はぁ……転生者が進路に悩むとか……」
なんとも情けないというか、なんというか……
そんな事を思いながら片付けを進めるのだった。
「というわけで、今週も無事終了ということで……」
『お疲れ様!!』
ファミリー達の声が挙がる。今日は金曜集会兼、パーティーの二次会となり、俺達は持っているグラスで乾杯する。
まぁ、義経達はいないけどね。
「にしても今週はめまぐるしかったな。日曜の東西交流戦に始まって…」
「月曜日には義経が現れて…」
「木曜日には燕ちゃんがこっちに来たな」
「あいつは戦ってて面白いな。悠里が毎年行く理由がわかった」
他にも釈迦堂さんが梅屋でバイトしてたりと色々あったが、本当にたくさんのことがあった。
まゆっちは紋さまのアドレスを貰ったらしい。
それにしても、マープルの計画やら色々ありすぎだな。もうなにが起きても驚かないぞ。
「偉大なる計画。葉桜清楚が正体を伏せる謎。松永燕のいきなりの出現……なんだかモヤモヤしている案件は全て繋がっている気がしてならない」
そんなセリフをいう大和を俺達はニヤニヤと笑いながら見た。
「やっぱりあんたは那須与一とお似合いだわ」
「なっ!?」
「まだ病気が残ってたのか再発したか…」
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