提督はBarにいる×プレリュード編・その6
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
の天ぷらに使った衣に更に粘りを出すために片栗粉をプラスして、衣を付けて揚げる。揚げ過ぎると餅が爆発するしアイスが流出するので揚げ時間は30〜40秒くらいかな。『つな八』の天ぷらよりは溶けているが、これはこれで。
(あずきバーの天ぷら)
・あずきバー:1本
・雪見〇いふくで使ったのと同じ天ぷら衣:適量
これも中々美味かった。井〇屋のあずきバー。しっかりとした小豆の風味と素朴な甘味と、歯が折れそうな堅さw和風味のアイスの頂点だと個人的にはおもう。揚げにくそうだったので棒は外し、衣を付けて油へダイブ。こちらも揚げ時間は30秒くらい。元々ガチガチに堅い小豆バー、揚げてもそれほど溶けずに中心には堅さが残る程だった。もし心配なら5mm位の厚さに切ったカステラでも巻き付けて、それから一晩冷凍庫で凍らせてから衣を付ける方法もあるぞ。肝心の味は文句なし。ちょっと溶けたアイスと天ぷら衣が合わさって、あんこ入りの最中アイス食べてる気分になった。
(アイスもなかの天ぷら)
・アイスもなか(お好きなの):1個
・薄力粉:200g
・炭酸水(サイダーじゃないよ):200cc
・卵:1個
こいつも発想は雪見だいふくと同じ。もなかの皮に断熱材になってもらおう、という事だ。キンキンに冷やした炭酸水と卵、薄力粉で粘りけの強い衣を作り、お好きなアイスもなかを潜らせて揚げる。揚げ時間は長くても40秒くらい。若干油を吸ってワッフルコーンのような食感になったもなかの皮が面白い。揚げるアイスもなかは好みでいいが、チョコが中に入っているタイプを揚げる時には細心の注意を払う事をオススメする。気を抜いたら大惨事になるぞ。
さて、まだまだ披露し足りないが、デザートも出してしまったし今宵はお開きだろう。
「いや〜、噂に違わぬ腕前でした。御馳走様です」
「な、中々美味しかったわよ」
2人もどうやら満足したようだ。
「まぁ、まだ出してねぇ天ぷらもあるからな。またその内に来ればいいさ」
俺がそう言うと、2人揃って『えっ』という顔をしていた。当たり前だ、天ぷらだけで100は下らねぇレパートリーがあるぞ、俺は。
「あ、あはは……じゃあ、またその内に」
「だな。今度は演習相手になってやるぞ、軽く揉んでやるから連れてきな」
そんな俺の軽口に、過敏に反応しているのは秘書艦の叢雲。此方への敵意がその眼にみなぎっている。こういう反抗心強いのが、俺は嫌いじゃないんだ。
その日、帆波大佐と叢雲はウチのゲストルームに宿泊し、翌朝早くに旅立っていった。あぁいう若いのが育ってんなら、海軍も安泰かねぇ。そんな親父臭い事を考えながら、俺は床に就いた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ