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インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
第12話絶望、再起動【前編】
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女と結婚がしたかった…。でも家柄の関係でね…。仕方なかったんだ…そしたらこんな結末に」
ジルは拳は握って言った
聖成「俺ずっとあなたのこと勘違いしてました」
ジル「えっ?」
聖成「俺はずっとあなたのこと実の娘に命令してここに送りつけてくる親とは思えない人物かと思っていたら…、実はこんなにシャルロットのことを思っていたなんて」
ジル「いや、構わないよ…。命令したのも真実なんだし。それに君もシャルロットの事にそこまで心配してくれたことにこちらは感謝しているよ。ありがとう」
聖成は少し照れくさかったとか頭を少しかいた
聖成「あなたになら渡してもいい気がします」
ジル「渡してもってデータをかい?僕は興味は一切ないよ、ここに送る口実だったんだし」
聖成「いやこれは俺自身の判断ですよ。それに貴重なんですよね?男性のデータは」
そういいポケットにある先ほど整備中に取ったデータのUSBメモリを出して渡す
ジル「まさか…ただの口実に考えたことが現実になるとはね…」
聖成「そうだった…まぁいいか…」
聖成が何か言いたそうだったが突然やめた
ジル「どうしたんだい?」
聖成「いや、それには俺のIS、あの白騎士と同じ第零世代型IS零騎士の設計データが入っているんですがPCのバックアップなので別にいいかと」
ジル「えっ…なんで…そんな貴重なデータもしかしたら悪用してしまうかもしれないんだぞ?」
零騎士の設計データが入っていることを知り戸惑っている
聖成「いいんです。さっきも言いましたよね?俺自身の判断でこうしていると、話を聞いていたらあなたなら任せられるような気がするんです…」
ジル「そうか…、わかった。だったらお言葉に甘えてもらっていくよ」
そう言いジルはその場から離れようとする
しかし聖成が少し引き止めた
ジル「まだなにかようかい?」
聖成「いえ、ただ零騎士を建造するのは構いません。そのために渡したデータですから…、ですが使い方を誤ると大変なことになります」
ジル「大変な事とは?」
聖成「その答えもそのメモリに入っているのであとで見てください…、おっともうこんな時間か…、では失礼します」
ジル「そうか次は君とシャルロットの試合だね…、君たちの勝利を祈っているよ」
そう言われ聖成はその場を去っていった
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