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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
第2話 反撃の序章
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待て!罠かもしれん!深追いするんじゃない!」

バルクが部下を制止しようとした直後、
彼ら小隊の後方左右のビルの基礎部分で爆発が起こった。

工兵部隊によって目的通りに的確にセットされた爆薬は、その与えられた役割を果たした。
基礎部分を破壊されたビルは、それぞれ道側に向かって倒れ込んだ。


モビルスーツすら押し潰しかねない質量を持った怪物の様なコンクリートの塊が轟音を立てて倒れ込んだ。小隊の真後ろの道路は、瞬く間に瓦礫に覆い隠された。

立ち上った瓦礫の粉塵が一瞬、付近にいたバルクのジンを包み込んだ。

「なに!」
「下手くそが!」

ウェルは、それを見て嘲笑した。

「馬鹿野郎!退路が塞がれたんだ!」

バルクが野太い怒声を張り上げた。彼らは、都市に突入して5分と経たぬうちにその退路を塞がれたのであった。

爆薬と地球の重力によってバルクのジンの後方に瞬間的に現出した巨大な灰色の塊は、ジンの装備する重突撃機銃如きでは排除できないであろうことは明らかであった。

「ウェル!カート!絶対に離れるな!」
「りょ了解!」

流石に自分たちの置かれている状況を理解した2人は、指揮官の元に合流を図ろうとした。
この時点では、指揮官のバルク含め、地球連合軍の戦力を過小評価していた。

だが、彼らは既にハンスの策中に落ちていた。そのことを間もなく彼らは認識させられることとなる………



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