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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
第2話 反撃の序章
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月の制圧にこそ失敗したもののMSを保有するザフト宇宙艦隊は、宇宙で猛威を振るった。
そして、6月18日現在、宇宙では、4日前には、L4宙域に存在する東アジア共和国領有の資源衛星「新星」にザフト軍が侵攻し、対する地球連合軍は、新星防衛の為に宇宙艦隊を派遣、防戦中であった。
この4日間の激戦により、L4宙域に存在するスペースコロニー群も被害を受けた。多くのスペースコロニーが住民もろとも破壊され、破壊を免れたコロニーも損傷を受けたことで住民が避難を余儀なくされた。
多くの宇宙難民が発生し、それを受け入れた中立地域であった月の月面都市や中立のスペースコロニー群では、治安悪化や食糧問題等の問題が起こっていた。
ザフトの快進撃と逆に地上では、広大な大地、長大な兵站線、コロニーのコンピュータ調整された環境とは、比べ物にならない厳しく、どんな高性能の量子コンピュータでも完璧には予想できない無秩序な自然環境…これらの問題により、地上のザフト軍の侵攻は、次第に鈍化しつつあった。
だが西ヨーロッパは、その大半が、ザフト軍の手に落ちようとしていた。
ユーラシア連邦は、西ヨーロッパ ベルギー州に存在する首都 ブリュッセルを放棄し、首都機能を東のモスクワへと移転準備を進めている始末であった。
3日前には、ザフト軍のディン部隊の空爆により、避難民の隊列が地獄の人肉売り場に変換されるのをハンスも目の当たりにしていた。
この様な状況下で地球上での反コーディネイター感情は過去最悪の状態となっていた。
「パドリオ曹長!俺の隊も出す!このビートルは、ここで待機しろ!ほかの車両もだ!」
「了解!女にザフトの木偶人形を潰したことを自慢できないのは残念ですが、俺の分も頼みますよ、大尉」
指揮車のドライバーであるパドリオ・ルシアーノ曹長は親指を立てて陽気に応えた。
この指揮車両 通称 ガン・ビートルは、リニアガンタンク等の戦闘車両と異なり、有線ミサイル2基と12.7o車載重機のみで正面戦闘に耐えうる装甲は無い。
だが、この部隊は、待ち伏せ戦法でうまく戦力として活用していた。
彼ら第22機甲兵中隊は、この指揮車のみならず、本来なら正面戦闘に投入しない様な車両まで創意工夫によって戦力化していた。
それは、彼らの練度の高さを示していると同時に現在の地球連合軍の危機的状況の証左であった。
「ああ、人型兵器が図体のでかさよりも繊細さが重視されることを教えてやるさ」
彼は、力強い口調でそう答えると車内に収納されたパワードスーツを着用し始めた。
このパワードスーツ ゴライアスは、大西洋連邦が地球連合結成以前、ユーラシア連邦のグティ、東アジア共和国の雷電に対抗するために開発したパワード
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