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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 7話 地球戦線
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掩護を受けたザフト軍MS部隊がエンデュミニオン基地の周囲に展開する地球連合艦隊に向かって突撃した。
この時、出撃したMS部隊は、少数であったが、全機精鋭とシグーやジン・ハイマニューバで構成されていた。
この部隊の目的は、対艦攻撃ではなく、対艦攻撃部隊に先行して艦艇の対空火器や自動攻撃衛星や
艦艇の護衛を務めるMA部隊の撃滅であった。
これは、これまでの戦訓から従来の対艦攻撃装備と通常装備の混合では、通常機に比べて鈍重な対艦攻撃装備機は、護衛のメビウスの一撃離脱戦法で撃墜されるリスクが上がり、また敵機を撃墜すべき、通常装備機も行動を制限されてしまうというケースがあった為、まず高機動の精鋭による通常装備部隊により、宇宙艦艇を護衛する連合側MA部隊を撃滅し、その後に対艦攻撃部隊を投入するという戦術によるものであった。
まず、護衛機を撃破した後に対艦攻撃部隊を投入することで攻撃隊の犠牲を局限するという戦術は、日中戦争期日本軍が行った戦闘機隊を先行させて敵戦闘機部隊を撃滅し、制空権を確保後に爆撃隊を突入させるという制空隊の宇宙版と言えた。
この戦術を提案した人物は諸説あるもののプラントの公式発表では、この戦いにジン・ハイマニューバの試作機で出撃したラウ・ル・クルーゼであったとされている。
先行して発進した精鋭MS部隊は、ブリーフィング通り連合艦艇の護衛MA部隊に襲い掛かった。地球連合側のMA部隊は、技量面でも性能でも一部を除き劣っていた為、射撃演習の的の様に次々と叩き落された。
そして護衛機が壊滅したのを計らい、遅れて出撃した対艦攻撃部隊と通常装備部隊が突入した。
通常装備部隊は、MAの排除を行うと共に対艦攻撃部隊の掩護の為に艦艇のセンサーや対空火器を攻撃した。
これによって殆ど妨害を受けることなくD型装備のジンで構成される対艦攻撃部隊は、地球連合艦隊に攻撃を開始した。
護衛機を失った地球連合艦隊にこれを阻止する力はなく、主力を担っていた第3艦隊
は瞬く間に壊滅した。これをみた地球連合軍エンデュミニオン基地守備隊司令官と宇宙艦隊司令官代理(第3艦隊壊滅によってこの時点で本来の艦隊司令は全員戦死していた)は、エンデュミニオン基地防衛が困難であることを直ちに理解すると各部隊に遅滞戦闘を命じると共に基地の最深部に鉱山基地時代から設置されていたある装置の稼働準備を進めた。
エンデュミニオン基地内で恐るべき罠の準備が進められている中、 前線では、生き残った艦隊と共にメビウス・ゼロ部隊を初めとする精鋭部隊を中核に生き残っているMA部隊が奮戦し、ザフト軍の侵攻を少しでも遅らせるべく苦闘していた。
だが、唯一の誘導兵器が運用可能なメビウス・ゼロと優れた空間認識能力を持つ精鋭パイロット
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