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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 7話 地球戦線
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攻撃ヘリ部隊が止めを刺した。

この時、機甲兵部隊が着用していたパワードスーツは、グティの砂漠戦仕様 フェダーインであった。

シュバリエ大尉旗下の部隊他一部優良部隊にのみ配備されていた配備されたばかりのフジヤマ社製熱紋誘導ミサイルも猛威を振るった。

この兵器は本来、質量ともにユーラシア連邦機甲軍団に劣る東アジア共和国戦車部隊の戦力強化のために開発されていたものの改良型で、仮想敵のユーラシア連邦の精鋭戦車部隊が運用しているという皮肉な光景であった。

また履帯の面でもザウートは、リニアガンタンクに劣っていた。リニアガンタンクの履帯は、砂漠や寒冷地、湿地といった過酷な自然環境に対応可能な耐久性能を備えていた上、ゲリラの仕掛け爆弾等の攻撃により、履帯が破損した場合に備えて、車輪には、高性能モーターが内蔵されていた。

その走破性能は、コロニーや都市の舗装された地面での運用が前提である作業用重機を転用したに過ぎないザウートの履帯とは比べ物にならない。

またアフリカ統一機構軍も機甲兵力ではユーラシア連邦に劣っていたが、対戦車火器やトラップを有効活用し、先行し過ぎていたジン・オーカー部隊に大打撃を与えた。

地球連合軍戦車部隊は、ザウート主体のザフト軍を圧倒し、一時は、ザウート部隊を率いていた指揮官 マーチン・ダコスタの乗機を撃破する寸前まで迫った。

その時、増援として上陸地点より駆けつけたアンドリュー・バルドフェルドを指揮官とする
新型陸戦モビルスーツ バクゥ部隊がザウート部隊と入れ替わる様にしてそれまで優位に立っていた地球連合軍戦車部隊の前に立ちふさがった。

バクゥは、ザウートやディンと同様にプラントが全世界に対して行った放送で
新型MSとして発表され、既に実戦投入されていたが、四足歩行という特殊な形状から他の機種よりも生産数が少なく、この戦いが事実上の本格的な実戦であった。

バルドフェルドは、バクゥを分散させず集中運用することで地球連合側戦車部隊を分断すべく突撃した。

バクゥは、大火力と肉食獣の如き運動性でリニアガンタンク部隊を圧倒し、次々と鉄の棺桶に変えていった。
さらに後退した残存のザウート部隊が後方から砲撃による支援を開始、更に洋上のボズゴロフ級潜水空母より発艦したディン部隊によってヘリ部隊が壊滅させられたことで
地球連合側の敗北は決定的となった。

この戦いで在アフリカ地球連合軍が誇る戦車師団は、壊滅し、多くの優秀な戦車兵が失われた。
指揮官のモーガン・シュバリエは、撤退戦の際も優れた力量を発揮し、多くの部隊が指揮官戦死、7割壊滅という悲惨な状況下で損害を3割に局限し撤退した。

彼がバクゥ部隊の突撃とディン部隊の航空攻撃で混乱の渦中にある中で後退で
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