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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 7話 地球戦線
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スーツの組み合わせは、神出鬼没の奇襲攻撃を可能にし、通商破壊から艦隊戦、沿岸の基地制圧戦でも活用され、潜水空母等時代錯誤の妄想である。と嘲笑っていた地球連合海軍の将官を戦慄させた。
この戦いで地中海に侵入したザフト軍は、軌道上からのモビルスーツ部隊の降下と連携し、アフリカ共同体支援の為、アフリカ北岸より侵攻を開始、同時にボズゴロフ級を中核とする艦隊による古来より地中海の入り口であったユーラシア連邦領 イベリア半島 ジブラルタルの海軍基地を制圧、ヨーロッパ侵攻を開始した。
地上でザフトの快進撃が開始された翌日の5月3日 地球連合側が第一次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の被害が、回復していない中、これを好機と見たザフト軍は、地球連合の宇宙最大の拠点が存在する月面プトレマイオス基地の攻略を目標に月面侵攻作戦を開始した。
ザフト軍は、月の裏にある、鉱山の資源枯渇によって開発が放棄されていた月のローレンツ・クレーター基地を基礎として橋頭堡となる宇宙基地を建設し、月面における最初の拠点を得た。
その結果、両軍は、グリマルディ・クレーターを境界に月を二分し、小艦隊による小競り合いを繰り返した。
境界となったクレーターに因み、この戦線は、グリマルディ戦線と呼ばれることとなる。小部隊同士の戦闘では、モビルスーツ ジンを有するザフト軍が勝利を重ねたが、対照的に宇宙基地を巡る戦闘では、大損害を受けながらも未だに大兵力を誇る地球連合軍が宇宙基地の防衛システムとの連携で善戦した。
また地球連合の商船、輸送船改造の仮設空母による補給艦や衛星軌道上補給ステーションを狙ったヒットエンドラン戦法も月面のザフト軍を苦しめた。
これは、旧式の輸送船や商船の輸送区画にモビルアーマーを搭載し、仮設電磁カタパルトを搭載したものでザフト軍の仮設艦艇と同様に機動兵器を数機単位しか運用できなかったが、装甲を殆ど持たない輸送船や少数の護衛モビルスーツ部隊に奇襲攻撃を敢行するのには、十分だった。
この作戦を編み出したのは、第8艦隊司令官に任命されたハルバートン准将であった。
同じ頃、5月3日にアフリカ北岸に上陸したザフト軍は、モラシム艦隊を初めとするボズゴロフ級潜水空母艦隊の航空支援を受けつつ北アフリカ侵攻を開始した。
北アフリカ各地でアフリカ共同体支持のゲリラが決起していたことによる地球連合側の混乱、距離的にアフリカに最も戦力を投入可能なユーラシア連邦が、ザフト軍のジブラルタル基地制圧を嚆矢とする西ヨーロッパ侵攻に対応するのに限界であったことに起因する増援部隊の少なさ(ユーラシア連邦軍の一部は、混乱状態にあった汎ムスリム会議領ルートで進軍)もあって無人の野を進むかの如き迅速さで北アフリカを制圧していった。対するユーラシア連邦軍とアフリカ連合を中核と
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