暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
夏の選抜 前編
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『………………保育園よ』

『明らかにガンプラ関係ねぇだろそこ!? 』

『私も疑ったわよ。けど、確かにここの保育園よ。ハルカゼコーチがなにを考えてるのか分からないわ…………』

「…………マヒル。ファイト」

『はあ…………先が思いやられるわ』

『大丈夫だアマネ。俺も今、ガンプラに関係なさそうな剣道場にいる。多分、他の皆もそういう関係の所にいる可能性もある』

「…………わたしは、いちばもけーてんにいる」

『『唯一まともな所だ(ね)』』

「えー!集計が終わりました!本選選抜者を発表するので、集まってください! 」

てーいんさんからのあつまるよーにいわれた。

「よばれたから、そろそろいく…………ふたりとも、がんばって」

『おう。セシリアもな』

『お互い頑張りましょう』

通話を切り、椅子から立ち上がってアゲハを方を見る。

「…………いこ? 」

「言われなくても行く」





ーーー−−





無事本選に出場することができ、今は十六名がトーナメント表に名前を書かれている。

わたしとアゲハがぶつかるのは、じゅんけっしょう………………たぶん、これをみこしてイチヨーさんはたいかいにさんかさせたのかも。レイみたいに、わたしもアゲハとのバトルでなにかつかもう。

改めて気合いを入れ、大会に集中する。本選に出場しただけあり予選よりもレベルが高く、てこずった。だが、それでもきちんと勝利をおさめ、トーナメントを勝ち進んでいった。

それはもちろん、アゲハもだった。三連覇を果たしているというだけあり、その実力はかなり高い。

そして準決勝直前。イチヨウさんに呼ばれた。

「よくぞここまで勝ち進んだのう。じゃが、次はシンドウ君じゃ。今までのようにはいかん。というわけで、さっき言ってた助言じゃ。
お主は、自身の勘に頼って戦う傾向にある。それは悪い事じゃない。むしろいい事じゃ。じゃが、勘だけで勝てるほど、シンドウ君は甘くはない。
そこでじゃ。もう少し視野を広げてみるがいい。お主のその勘を、最大限に活かすのじゃ」

「 ??? 」

「分からぬか…………しかし、現段階でワシから言えることはここまで。あとはバトルの中で掴むのじゃ」

「?…………うん」

頷いて返事をし、バトルシステムに向かっていく。

しやをひろげる……………かんをさいだいげんにいかす…………まだよくわからないけど、バトルでつかむしかなさそう。


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