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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
夏の選抜 前編
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「あなたの性格を考えれば、そうとしか考えられませんよ」

「ほっほっほっ。なんせ、今回はもう一人目立っておる人物がおるからのう」

「もう一人? 」

「天之川学園ガンプラバトル部の子じゃよ。名はセシリア リート。センスはいいが、まだまだ荒削りじゃ」

「ああ。あの外国人の………………そのようですね。予選でバトルを見た限りでは、珍しいバトルスタイルを主体にしてましたね」

「うむ。最初にノーマルの機体を使わせたが、癖になっておるのかどこか動きがぎこちなかったのう」

「使わせた?…………なるほど。彼女を鍛えているんですね? 」

「そうじゃ。ハルカゼ君から頼まれたからのう。無論、報酬も貰っておる」

「その報酬とは? 」

リンドウ君のその言葉に対し、不敵の笑みを浮かべる。

「秘密じゃ」





ーーー−−





『BATTLE ENDED』

「えー。これで、一通りのバトルを終了します!勝利数が多い上位十六名を選抜するので、少々時間をください! 」

店員からの言葉を聞き、参加した人達は店内にあるガンプラやショーケースを物色し始めた。

「………………」

その間やることが無くなり、周囲をキョロキョロと見渡す。

…………どーしよ……。イチヨーさんはいなくなっちゃったし、ガンプラはマヒルがいないとよくわからないし、レイたちもいないからおしゃべりしてくれるひともいない…………。

一人でいるということを実感し、寂しさでいっぱいになる。

「………………あっ」

店内の壁際にある椅子に、アゲハを発見する。一人腕を組んで目を瞑っているようだった。

「…………ねてるのかな? 」

特にやることがないため、トコトコと近寄って確認してみる。

「……………」

人差し指で肩をつつくと、目を開けてこちらを睨んできた。

「…………なんだ? 」

「ひまだったから………」

「そうか。俺は暇じゃない。あっちに行ってろ」

シッシッと、追い払うような動作付きで言われた。

「なにしてたの? 」

しかし、本人は構わずに質問する。

「あっちに行ってろ」

「なに───」

「あっちに行ってろ」

言葉を遮って言われ、再び目を瞑る。

「……………なにしてたの? 」

隣に座り、挫けずもう一度質問する。しかし、無視決め込むのかもう反応を示さなくなった。

「…………ねえ」

「………………」

「むー………………アゲハは、なにしてたの? 」

「………………なぜ名前なのかは置いとくが、暇ならイチヨウさんの所に行ってろ」

「イチヨーさんは、どこかにいっていなくなっちゃった。ほかにしっ
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