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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
夏の選抜 前編
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っほっほっ。お互いやる気のようで助かるわい」

「俺は別にこれとやる気はありません」

シンドウはそう言いながら、こちらに指差してきた。

「むー…………! 」

「相変わらずじゃのうシンドウ君よ。じゃが、この子もカグラ君達と同じ天之川学園のガンプラバトル部の一員じゃ。腕は確かだと思うが? 」

「ふーん…………この小さいのが。けど、結局大会で負けた。それも仲間割れをして」

「………………! 」

アゲハといわれるひとからのことばに、いーかえすことができなかった。たしかにわたしたちはレイをとめることにひっしで、たいかいにまけたのだから。

「ほっほっほっ。確かに、話を聞く限りではそのようじゃな。が、それはあくまでも過去の話。過去ばかりでなく、未来(さき)を見据えなければいかん。そして一歩ずつ進んでいくのじゃ。この子は…………いや、この子達はまさにその真っ最中じゃ。
それにの……………………前にやった大会では、手加減をしてたとはいえカグラ君を落とせなかったじゃろうが。それで眼中に無いというのは、些かどうかと思うぞ? 」

「…………なるほど。確かに、あんたの言う通りだ。けど、所詮言葉は言葉。バトルで示してもらおう」

アゲハはそーいうと、バトルシステムのほーへとあるいていった。

「相変わらず頑固じゃのう…………悪いのセシリアちゃん。シンドウ君も悪気があるわけじゃない。ただ、奴はライバルを欲しておるのじゃ。互角か…………もしくはそれ以上の…………」

「次!一番の方!こちらに来てください! 」

イチヨウさんが話をしている最中に店員さんからの呼び出しがきた。

「おっと。話の途中じゃったが、仕方ない。セシリアちゃん。シンドウ君と当たったら、特別にアドバイスをあげよう。ひとまず、それまで頑張るのじゃぞ」

「…………うん」

大きく頷き、店員の所に向かう。





ーーー−−





「イチヨウさん。大会の方はどうですか? 」

「おお、リンドウ君。早い到着じゃのう」

カウンターの奥、店員用の入り口の扉からヨシナ リンドウ君が出てきた。

「大会の方は変わらず盛り上がっておるぞ。しかし、時期的に大丈夫か心配じゃのう。ニールセンラボで合宿もあるのじゃろう? 」

「それは大丈夫です。大会が終わったらすぐに出発するので」

「ほっほっほっ。して、シンドウ君の様子を見に来たのじゃな? 」

「ええ。彼の調子は? 」

「いつもより一段と気合いが入っておるそうじゃぞ。今回も派手に目立っておる。若いというのはいいのう。燃え上がるわい」

「はぁ…………どうせあなたが、彼をたぎらせるようなことでも言ったのでしょう」

「むっ?バレたか」

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