03楽しい生き物になった暦クン、デッカイ妹とも対戦する
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炎魔人さんが存在するはずもなく「知らない」と言えば、他に火炎放射器を持ったATT902の人が防護液が入った防護服着て「寒い」とか言いながら歩いて無いか探すしかない。
「男共にレイプとかされなかったか? 兄ちゃんそれが心配だな」
「うん、それだけは無かったよ」
それは安心したが、月火ちゃんがムカ着火ファイアインフェルノむかついた時、僕も燃やされるのが分かったので、バンパイアでないと月火ちゃんが彼氏や旦那を燃やしてしまう。
やっぱりこの妹の旦那は僕しか務まらないらしい。
「お兄ちゃんも私の血を飲んで。そうしたら人間として残った所も不死身になるし、私がバンパイアになってる所を少しづつ燃やしてあげる」
この妹も、火炎魔人さんぐらい器用で、火種で僕がバンパイア化した所だけ燃やして、不死身になった人間の部分を増やしてくれるらしい。
「エ? それって死んだら逆に若返って、暦クンロボの頭にパイルダーオンして、赤ちゃんの僕が暦ロボ操縦しないといけないんじゃない?」
「私を殺してヤキトリにして、モモ肉食べた訳じゃないんだから、罰は受けないよ」
うちには手塚治虫全集があるので、月火ちゃんも火の鳥は読んでいた。
罰として僕が若返って赤ちゃんになったら、脚だけの植物みたいな生き物になって僕を育ててくれるそうだ。
「はい、飲んで」
「うん」
僕はどこかの怪物のお姫様の下僕になったように「良い死体だ」と言われて、跪いて月火ちゃんの指先を舐めて、その貴重な火の鳥の血を頂いた。アニメ版なら命の炎だ。
せっかく18禁なのだから、股間から…… いや何でもない。
「暦クン復っ〜〜活ぁ〜〜〜つ!」
こうして僕は、バンパイアの血液と細胞を持ちながら、人間の細胞が火の鳥の血を飲んで不死身になった、不思議で面白おかしい生物になった。
現在ダンピールでも無いが、人間とバンパイア部分が拮抗して、どうにか人間状態の僕。
忍、キスショットさんが僕の陣地を全部占領終了しそうな所で、月火ちゃん軍が参入して僕を占領しきって忍を押し返している。
こんな面白おかしい状況を臥煙さんに知られると大爆笑されそうだが「私はなんでも知っている」人なので数日もすると「何か」の情報網で知られてしまいそうだ。
、結局斧乃木ちゃんにはデッカイ人差し指で潰されたり、影縫さんにもやっぱり「鬼畜なお兄やん」は不死身の怪異としてボコられる予定だ。
ブレイドみたいに血清で止めてる訳でもないので、別にタイムリミットも無いし、太陽の下も歩けるデイウォーカーだ。
まあ、スティングレイの主人公みたいに、何か宇宙人に改造されて不死身になったとでも思ってくれればいい。ジョー90みたいに次のアンドロイドに記憶を移し替えたりしないでいいので便利だ。
「お兄ちゃん、来て」
恩返しのためにも
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