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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
39部分:第三十五話 武士道プラン
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百代」
「っ!?いつの間に後ろに……」
「ふん、大体わかった。お前もまだ赤子よ」
そう言ってヒュームは百代の背後から消えると、
ヒュン!
パシッ!ビュン!
「……!」
今度は悠里の後ろに現れて拳を放った。悠里は拳を捌くと、ヒュームの顔の直前で蹴りを止めた。
「フ……安心したぞ。腕は鈍っていないようだな」
「……それはどうも。イヤってほど鍛えられたので」
「少し惜しいがお前との相手はとっておこう。ではな、悠里」
そう言ってヒュームさんは俺の前から姿を消すと、再び壇上に戻っていた。壇上ではクラウさんことクラウディオ・ネエロさんが説明をしていた。それを尻目に京は話し掛けてきた。
「悠里、ヒュームって人と知り合いなの?」
「一時期だけ鍛えてもらってたんだよ。さっきのはそん時の名残」
「そうなんだ。なんか意外だね」
「父さんが九鬼の人間だったからな。そっちに対しての人脈広かったみたいだ」
ちなみにヒュームさんと鍛錬した時は廃人寸前まで追い込まれた。いくらエイブラハム・ヴァン・ヘルシングの子孫だからって戦闘凶でプライド高いってどうよ?
ヴァン・ヘルシングってもっとハードボイルドだろ、普通。
「……と、まぁ以上が転入生の紹介じゃ。皆、仲良くするんじゃぞ。……さて、じつはのぅ、転入早々だがここにいる義経がとある人物に決闘を申し込みたいそうじゃ」
決闘、という言葉を聞いて今度は歓声が上がった。しかも義経から直々の指名なのだ。気にならないはずがない。
「2ーF、天城悠里。前に出なさい」
「…………え?(`・ω・´)」
俺の名前が呼ばれて少し呆然としたが、気を取り直して壇上へと向かう。壇上に上がると、鉄爺と義経達が迎えた。
「すまんな悠里。義経たってからの頼みでのぅ。」
「驚かせてしまってすまない。天城くん」
「いや、別に気にしてないし……というか、決闘って話だけど……」
「うむ。義経達の歓迎の意味も込めての……。悠里は今回、剣を使うことを許そうと思う」
「……マジ?」
「マジじゃ。全部使ってよいぞい」
その言葉を聞いて俺は目を輝かせた。合体剣は本数を増やすと合体剣はあまりに強すぎるため鉄爺は勿論、俺も使うのを禁じていたからだ。しかし、相手はかの英雄、源義経。相手としては十分過ぎる相手だ。
「なら……断る理由はないよな」
俺は胸ポケットからワッペンを出す。それを見て義経もワッペンを取り出して地面に置いた。
「その勝負、受けて立つ!」
パァン!と、俺のワッペンは音を立てて義経のワッペンに重なる。周りからは予期せぬ決闘か決まったこ
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