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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
39部分:第三十五話 武士道プラン
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学長と委員長が呼ぶが、与一は一向に現れる気配は無い。
その様子を見た周りはざわめきだした。


「あわわ…与一は何をしているんだ…皆との和が…」

「あとでアルゼンチンバックブリーカーだな…」


どうやら本当にサボリらしい。というか弁慶、それやったら本当に生きてないから……


「はー美味しい」


その時、弁慶は腰に下げていたひょうたんから酒(?)を飲んでいた。


「おおーーい!ひょうたんが気になっていたが後ろで弁慶が飲んでるぞーーーー!!」

「弁慶、我慢できなかったのか?」

「申し訳も」

「こ、これは…皆も知っている川神水で、酒ではない」

「なんだ、そうか……って、川神水なら飲んでいいわけでもないぞ!」

「なんか理由でもあるんじゃない?」

「えぇ……私とある病気でして、こうして時々飲まないと、手か震えるんです」

「完全にアル中の症状だよな、それ……」


思わず俺は呟いた。どんだけ依存してんのさ。ちなみに、あとの説明で弁慶はその条件として、学年4位以下なら退学という措置があるそうだ。……なるほど、あえて酔っておいて競争心を向上させたんだな。かなりマイペースだが……。案の定、プライドは無駄に高いS組の連中は目に火が灯っていた。


「あとは武士道プラン関係者じゃな。ともに1年生。2人とも1-Sじゃ!さぁ、入ってくるがいい!」


その時、生徒の一部にどよめきが走った。見てみると、後ろの方から何人ものスーツを着た大人達が二列で行進してきた。檀の近くまでくると、お互いの肩に両手を置き体を前にした。丁度、組体操の態勢だ。
その上を1人の少女が歩いてくる。と言っても、ねぇ……あれって……


「我、顕現である」


……どう見ても揚羽さんと英雄の妹だよな。


「我の名は、九鬼紋白。紋様と呼ぶがいい!我は武士道プランの受け皿になっている川神学園を進化先に決めたのだ!そっちの方が護衛どもの数が分散せんからな。我は退屈を良しとせぬ。一度きりの人生、互いに楽しくやろうではないか!フハハハハーーーーーー!!!」


そう言って紋……様は笑った。……うん、やっぱり兄妹だな。そしてもう一人は恐らく、従者部隊の誰か……って、


「げ……」


あの金髪の髭の生えた爺さんは……


「新しく1-Sに入る事になりました。ヒューム・ヘルシングです。皆さんよろしく」


……悪夢だ。よりにもよってヒュームさんとか……


「……あれがヒューム・ヘルシングか」

「知っているで候?」

「あっちの世界では有名人だ。世界最強の男、そして……悠里の師匠だ」

「ふん、打撃屋(ストライカー)としての筋力が足りないぞ?川神
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