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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
38部分:第三十四話 東西交流戦 蘇る伝説
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三発の矢が放たれる。十勇士の1人であり天下五弓の名手、毛利元親のものだ。
しかし、こちらにも天下五弓の椎名京がいる。京は正確な狙撃で毛利の矢を落としていく。
毛利の矢を落とした京は、追撃を掛けるべく次の矢を引き絞る。その先端には……爆薬。
爆薬は隠れた毛利の1メートル手前で爆発した。
「美しいこの私がぁぁぁぁぁ〜!?」
爆風に吹き飛ばされながら、毛利の叫びが響いた。そのまま毛利は地面へと落下していった。
「椎名流弓術『爆矢』……相手容赦ないからこっちもね」
流石は京。正確無比な弓で毛利をさっさと退散させたな。
次にワン子の所にはマルさんこと『猟犬』マルギッテ・エーベルバッハが到着。ご自慢のトンファーを構え応戦する。
国崩しを封じられた大友だったが、それでももう一つの国崩しでマルさんに応戦した。
「決して攻撃を止めない気骨、見事だ…!」
マルさんは大友を賞賛すると、迷いなく突撃する。腕を使えない大友は次弾の装填が遅れてしまい、反撃できなかった。
「トンファー・アームストロング!」
大友を浮かしたマルさんはトンファーでメッタ打ちにする。空中で防御することができない大友は技を食らい吹っ飛んだ。
「無念だぁぁぁっ!!!」
迷いの無さが、2人の勝敗を分けた。それから2人は再び戦線へと戻っていく。しばらくすると、様々な場所から十勇士の討伐したとの情報が流れた。やられたのは尼子、龍造寺、鉢屋、宇喜多、長宗我部の5人。今、大友と毛利がやられて、残りは3人。1人は今回の戦闘では出てこないだろう。あとは自分達で石田を探さないとな。その時、俺の携帯が鳴った。相手は冬馬からだ。
「どうした?」
「悠里くん、大和くんが本陣へ突入していきました」
「早いな……従者は?」
「それが……1人で」
「……はぁ?」
「本陣に総大将が不在らしく、1人で討伐に行きました」
あのバカ……大した事無いとは言ったけど、あくまで俺主観だって忘れてないか?
「悪い冬馬、あとは頼めるか?」
「ええ、任せてください」
俺はタンクから飛び降りると、敵の本陣へと走った。
本陣に着くと、既に石田と大和が接触していた。石田は髪が金髪になっており、光龍覚醒を使ったのは明白だった。
石田は大和に大きく刀を振り上げる、その刹那。工事の垂直に近い壁を、掛けて降りてくる人間がいた。
「源義経!推参!!」
その少女は壁を蹴って石田に一閃を与える。攻撃を食らった石田はその場に跪いた。
「ぐ……はっ、その名前…お前も…俺や島と同じように、武士の血を引く人間か……」
「違う。義経は武士道プランで生まれた者。血を受け
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