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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
38部分:第三十四話 東西交流戦 蘇る伝説
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悠里!お前の武運もここm「はい邪魔」……」

ドカッと俺は叫んでいた奴の顔を踏みつけると、それを踏み台にして高く跳躍する。俺はアポカリプスを振りかぶると、刀身から光が放たれる。


「星よ降り注げ、メテオレイン!」


俺は気で形成した球体を隕石の如く敵陣に飛ばす。
いくら俺でも隕石を落とすのは不可能なので、とりあえずこれで相手の陣を乱す。普段は発動に時間が掛かるが、今の状況なら問題無い。俺は近くの足場に着地すると、そこから目的地に向かって走り出した。





大和side


開始と同時に兄さんは飛び出し、空中から気の弾を降らせる。姉さんと同じく、やはりこの人も規格外の強さを誇っている。相手の敵陣で1人内部から攪乱させてる様に見えるが、目的は違う。


『大和、もうすぐ目的地に着くぞ』

「わかった。あとは予定通りよろしく。京、頼んだ」

『ん…任せて』


俺は兄さんと京に指示を飛ばすと、もう一度戦場を見回した。


「初手はとりあえず成功、ですかね」

「兄さんがあっちの連中と面識があって助かったな」


反対側の足場にいる冬馬に言う。天神館や日本で知らぬ者はいない『黒狼』天城悠里。相手は東の武人を舐めている、という兄さんの言葉通り、相手は名のある東の武道家である兄さんへと戦力が集中している。そこを他の部隊が強襲して陣が崩れた。


「前衛はそのまま前進。今ので負傷した人は一旦下がってくれ」

「治療が終わって復帰出来る人は順次戦線に戻ってください。無理はせずに行ってください」


俺達は辺りへと注意を呼びかける。戦いは始まったばかり。あとは兄さんの連絡を待つか。





悠里side

俺は目的の場所に着くとワイヤーガンを撃って上に登った。そこは巨大な貯蔵タンクの上で、この工業地帯を一望する事が可能だ。


「さて……そんじゃ、行きますか!」


俺は一度目を閉じて、精神を集中させて目をもう一度開く。周囲の色が変わり、人は赤と青の2色に変化した。これがアサシンクリードの「タカの眼」だ。自身の敵と味方の気を判別し、さらにはその相手の足跡も追うことができる。俺はタカの眼で周囲を見渡すと、1つの気を見つけた。


「大和、ワン子の近くに十勇士がいる。相手は大友焔」

『わかった。武器が大砲だからどこかに弾薬を隠してるはずだね』

「目星はついてる。近くのマルさんを向かわせてくれ。あと、近くに違う奴の気配もあるから、京にも援護頼む」

『わかった』


大和は連絡を終えるとすぐに指示を出した。流石は軍師、迅速だな。俺は再びワン子へ向くと、案の定大友の火力に押されていた。
さらに大友が弾を補充するのを狙って、ワン子に
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