ガンダムW
1595話
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らせるとは思えず、シャドウミラーに所属させるというのは難しいだろう。
カトルの方は、こっちもこっちで色々と難しい。
いや、カトルだけであれば問題はないのだが、カトル親衛隊とも呼べるマグアナック隊がいるしな。
……正直、このW世界でマグアナックというMSはかなりの能力を持つ。
連合でもOZでもない、中東の小国があれだけの汎用性を持つ高性能機を開発したのは、驚嘆に値する。
多分……完全に推測でしかないが、サンドロックを開発したH教授の技術がウィナー家と繋がりのある小国に流れて、それを使ってマグアナックを開発したというのが俺の予想だ。
本当に推測であって、何も証拠の類はないのだが。
ともあれ、カトルを仲間に入れるということは、自然とマグアナック隊も仲間に引き込む事になる。
……個人的には、ある程度の数が揃っているマグアナック隊というのは、戦力的に申し分ない。
ただし、最大の問題はマグアナック隊の全員がカトルに心酔しているという事だ。
普段であれば何も問題はないのだろうが、もし俺とカトルの意見が対立した場合、間違いなくマグアナック隊はカトルに従う。
そうなると、まさに獅子身中の虫どころの話ではない。
『あいつ等にか? 多分無理だと思うぞ?』
へぇ。それでも連絡を取れないと言わないところを見ると、連絡先はどうにかして確保してあるんだろう。
……ホワイトスターに行き来出来るのであれば、動物好きなカトルにワイバーンとか見せてやる事も出来るんだけどな。
「とにかく、あんたはさっさとこっちに合流しなさい! いいわね!? でないと、あの黒いガンダムのパイロットは覗き魔だって情報を流してやるんだから」
『待てって!』
凛に押されっぱなしのデュオだったが……やがて渋々ながら、シャドウミラーに合流する事を認めるのだった。
勿論ガンダムのパイロットである以上、コロニーに対して宥和政策を行わなかったりした場合、マグアナック隊以上の獅子身中の虫になるのだろうが。
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