ガンダムW
1595話
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りでわざわざあんたに連絡を取ったりなんかしないわよ」
それはまぁ、そうだろう。
ルクセンブルク基地からここまでやってきて、更にハワードにも連絡を取って……お遊びでそんな真似をするのであれば、それこそ全くの無駄以外のなにものでもないのだから。
『それが冗談だったら最悪だし……本気だったら、もーっと最悪だぜ?』
「あら、そう? でも私達にはもうガンダムが1機加わっているのよ? そこに新しくガンダムが加わっても、そうおかしな話じゃないと思うけど?」
『へっ、ガンダムは加わってるけど、それが本当に元のパイロットかどうかは怪しいんじゃないか?』
「さっきも言ったけど、ガンダムのようなMSを動かせるパイロットが他にいると思うの? ……いえ、まぁ、アクセルは別として」
凛の視線が一瞬俺に向けられ、そう告げる。
乗ろうと思えば、多分乗れるんだろうから、それは正しいんだろうけど。
『いや、けどよぉ……』
「いいから、さっさとシャドウミラーに来なさい。そもそも、連合軍の宥和政策がコロニーの為になるかどうかを確認する意味でも、近くにいた方がいいでしょ? 五飛だってその為にシャドウミラーにいるんだから」
『五飛? それがあのガンダムのパイロットの名前か?』
「そうよ。……で、ここにくればデュオ以外にもあの時このサルベージ船にいたもう1人と連絡を取れるかもしれないって話だったけど、どうなの? どうせならデュオ以外のパイロットも連れてきなさいよ」
『ちょっ! 待てって! 何でもう俺がそっちの……シャドウミラーに協力する事になってるんだよ!』
「何言ってるのよ。それはもう決定事項でしょ?」
『あー……ったく、おいアクセル。そこにいるんだろ!? こいつを何とかしてくれよ!』
悲鳴の如きデュオの声。
「そう言われてもな。俺にとってもシャドウミラーの戦力は増えた方がいいんだし。その状況だと、俺としてはデュオがシャドウミラーに入ってくれる方が助かるんだけどな。それに、出来ればヒイロだけじゃなくて他のガンダムのパイロットも引っ張ってきて欲しいのが正直なところだ」
そう言うが、恐らくそれは難しいだろうというのは予想出来る。
まずトロワはカモフラージュ用としてサーカスに潜伏している為、シャドウミラーに所属するとなれば、そっちをどうにかしなければならない。
原作だとオペレーション・デイブレイクの後にOZの基地で行われた慰問で、その正体を露わにした。
だが、この歴史ではそもそもオペレーション・デイブレイクそのものが上手くいっておらず、結果として現在のOZは慰問を呼ぶような余裕はない。
……こちらとしては狙い通りなのだが。
ともあれ、そんな理由からトロワが自分の正体――ガンダムのパイロット――をサーカスの者達に知
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