ガンダムW
1595話
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俺は別に覗いてなんかいねえだろ!?』
「そう? あの時は私達の部屋を覗こうとしてたでしょ? それも、私や綾子がアクセルと寝ているところ」
その言葉に何を想像したのか……もとい、ナニを想像したのか、数人の男達が興奮した様子で俺と凛へと視線を向けていた。
うん、まぁ。考えている事は分かるが、別にあの夜は本当にただ3人で普通に寝てただけだぞ?
『なぁっ! べ、別に俺は……』
「男なんだから、しっかりと自分の罪は認めた方がいいわよ? ……さて、それで罪を認めたところで」
『認めてねえから!』
「認めたところで、その償いは必要よね」
「うわ、えげつねえ……」
部屋の中にいた男の1人が小さく呟く。
まぁ、この交渉におけるデュオの立場は物凄く弱くなっているのは事実だ。
覗きをした事にされ、結果として交渉のペースは完全にデュオから凛へと移っている。
『だからっ! ……あー、もう。ったく。何だって俺ってばこんな連中と関わりを持っちまったかなぁ。死神に疫病神が憑いているなんて洒落になんねえぞ』
死神に疫病神か。そう言えば原作でも最後の戦いでガンダムを作った科学者達を見つけてそんな事を言ってたな。
「あら、それこそ自業自得でしょう? それに……アクセルに戦いを挑んで無事に済んでるんだから、幸運の女神には好かれてるんじゃない?」
『幸運の女神……ね。まさかあんたが幸運の女神だなんて言うんじゃないだろうな?』
「残念ね。私は幸運の女神ではあるかもしれないけど、その対象はあくまでもアクセルだけよ。……綾子もね。そんな訳で、私はデュオの幸運の女神にはなれないの」
『あー、そーかい。それはようござんした』
「ちなみに……私じゃなくて、普通の幸運の女神には前髪しかないって話を知ってる? だから通りすぎた後で慌てて捕まえようとしても、もう捕まえる事は出来ないらしいわよ? ……さて、デュオ。貴方はどうなのかしら?」
……そう言えば、本当に今更だが凛は相手を君付けではなくて呼び捨てにしてるというのは珍しいな。
衛宮も基本的には君付けだったし……ああ、でもワカメは呼び捨てだったが。人前だと一応君付けだったけど。
だとすれば、猫を被っている時は君付けで、そうでない時は呼び捨てなのか?
それとも、聖杯戦争が終わってイギリスに留学している時に性格が変わったのか。
どっちかと言えばこっちだろうな。綾子の事も、以前は美綴と呼んでたのに今は綾子だし。
『……どういう意味だよ。あんたは俺に連絡をしてきて、どうさせたいんだ?』
「単刀直入に言うわ。シャドウミラーに加わりなさい」
『はぁ? ……正気かよ、あんた』
「そこはせめて、本気かと言って欲しいところね。……で、ともかく本気よ。そもそも、冗談でも言うつも
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