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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 6話 地球が凍結した日
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ー攻略を企図する大西洋連邦艦隊を主軸とする地球連合海軍と大洋州連合海軍とザフト軍との間で戦闘が発生した。
ザフト軍は、指揮下の大洋州連合艦隊を囮として特定海域に地球連合海軍を誘引し、その海域に予め待機していた世界初の水中戦モビルスーツ ジン・フェムウスで構成されたモビルスーツ部隊による奇襲攻撃により、大損害を与え、攻略を断念させた。
この時、モビルスーツ部隊の指揮官を務めたのは、元海洋生物学者のザフト軍人 マルコ・モラシムであった。
後に彼は、紅海方面でユーラシア連邦と南アフリカ統一機構海軍で構成される地球連合艦隊をボズゴロフ級潜水空母で構成される潜水艦隊と飛行、水中MSの連携で壊滅させ、紅海の鯱の勇名を得ることとなる。
この珊瑚海海戦で地球連合海軍は、大損害を被った。特にモラシム小艦隊と最初に交戦した第21ASW(対潜水艦戦)艦隊は、所属艦艇が全艦撃沈という文字通りの全滅であった。
この第21ASW(対潜水艦戦)艦隊は、旗艦のカンバーランド以下、キングズビル、アストリアら3隻のヘリコプター駆逐艦と、カナジアン、ブラッドフォードら2隻のミサイル駆逐艦で構成されていた。
これらの艦艇は、再構築戦争期に建造された廃艦寸前の艦艇でニュートロンジャマーによる核分裂炉が使用不能になったことによる原子力艦艇の損失の穴を埋める為、急遽投入された部隊だった。
その為、他の艦艇に比べ、性能が劣り、乗員の技量が低下していたことが、この様な悲劇を招いたのである。
彼らの苦難は戦闘後も続き、命からがら艦艇より脱出した将兵は、海上にて救援を待っていたが、ニュートロンジャマーによる電波障害によって救援は大幅に遅れたことで、地球連合海軍によって救助されたのは、対潜ヘリのクルー1名のみ、それ以外は全員が海の藻屑となった。
この二つの戦いでザフト軍は、NJ下の戦場でのモビルスーツの有効性を再認識し、陸海空全ての主要戦力を、モビルスーツで補完するモビルスーツ中心主義を推し進めることとなる。
地球連合軍は、対潜装備、対空火器の拡充、具体的に言えば、第二次世界大戦中のヘッジホッグ 対潜迫撃砲やアメリカ海軍の対空弾幕に代表される無誘導式の弾幕を張るタイプの装備の復活、再構築戦争期の核戦争下の電波障害下でも運用可能な旧式通信機の再生産や信号弾などによる連絡によって電波障害下の地上戦に備えようとしていた。
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