IFエンド 「ディアーチェ・K・クローディア」
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しては、そろそろそういう段階に進んでも良いのかなとは思ってたよ。子供が居てもおかしくない年齢にはなってるし、正直結婚を考えられる相手はお前しかいないから」
「――っ」
「……その、今の言葉は嬉しかった。ただするとなれば親に報告しないといけないことだし、そっちにも挨拶に行かないといけない。だから籍を入れるのは少し待ってほしいというか……」
我の親は昔からショウを婿として迎えるつもりでおったし、レーネ殿も我にショウの嫁になれと言うお人なのだから了承はあっさりと得ることが出来るであろう。だが物事には何事にも順番というものがある。結婚するにしてもショウの言ったことはせねばならん。我が嫁に行くのか、ショウが婿養子で来るのかといったことも決めねばならぬしな。
「ディアーチェ、聞いてるか?」
「……聞いておるに決まっておるだろ。……ショウよ」
「ん?」
「今の言葉……嘘ではないであろうな?」
「ああ」
「ならば……」
あぁもう、これから口にする言葉を考えると今日の我はどうにかしておる。恥ずかしくて顔から火が出そうだ。
けれど……ここで素直にならねばいつなるというのだ。恥ずかしがって自分の気持ちを殺していては更なる幸せは望めん。ディアーチェよ、覚悟を決めるのだ!
「その……我を抱き締めろ」
「……正面からか?」
「うつけ……後ろからに決まっておる。……正面からでは恥ずかしいではないか」
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