第4話 メイド長の独断専行
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「何なの、あの霧を一瞬で青空に変えるなんて!」
「んなもんエネルギーをぶつければなんだってできるだろ。」
刹那は不思議そうに見ている。
「で、いったい何が目的な訳?」
霊夢が問いかけるがもちろんその答えが、目を丸くする答えだった。
「情報収集だが、ちょっと霧がうざいから元凶を叩き潰すだけ。」
「目的はおんなじみたいだな。」
「だがそうはさせない!」
「「「「!?」」」」
驚いて四人が振り向くと門の外に一人の女性がいたが、数瞬の刹那、すぐに消えて、一泊おいてナイフが大量に飛んできた。お陰で内、三つが刹那のランチャーに刺さり、其をよしとしなかったのかレフトランチャーアームを切り離した途端に爆発を起こす。しかも切り離したせいで火力も機動力もバランスも不安定になった。こいつは強い。魔理沙と霊夢はそう感じていたが、刹那・闇那にはなんの躊躇いもなく、戦闘体制に入った。
「未だ自己紹介をしていなかったわね。私は十六夜 咲夜。あなたたち四人を追い返す名よ。そして、生き残れるかしら?幻世[ザ・ワールド]!」
咲夜が其を発したとたん、全ての時が止まった。そのすきに咲夜は凝れでもかとナイフを四人の回りに設置して、全てのナイフを設置し終えたあと、少し離れた。
「そして時は動き出す。」
その言葉と共に時が動き、一斉にナイフが四人を襲う。霊夢と魔理沙は突然の事に対応しきれず、なすすべなしの状態だったが、刹那・闇那の二人組は待ってましたかの表情を顔に出した。
[エネルギー充填、]
「ネェル・ラーカイラム、」
「「一斉射撃、開始だあああああああああああ!!!!」」
二人の合図と共に湖の方からまばらを埋め尽くすかのように鬼のビーム群が次々と出現し、どんどんナイフを撃ち落とすと共に紅い霧に僅かながら綻びが生まれた。咲夜は突然の別方向からの攻撃に動揺し、次の一手を出せずにいた。そこに霊夢の夢想封印が吐き出され、館の壁に咲夜は打ち付けられて気絶した。
「なんなんだあの攻撃、強いじゃんか!」
「「企業秘密です。」」
「まあいいわよ。なかに入るわ。」
こうして四人は斯くして門を突破して、館へと入っていった。
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