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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
26:平和は手に入れるよりも維持する事の方が難しい。
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イだったんだね」
あぁそうか。俺が驚いて見せなくても、他の連中がガチで驚いてくれるから、ルビスも満足なんだね。
だが肝心のルビスからは感謝の言葉もなく、見られてるのか見られてないのか……話しかけても来ないから判らない。
一言有って然るべきじゃねぇ? って思うのは、俺の傲慢だろうか?
ちょっとイラッとしちゃってるが、ピリン達が凄く嬉しそうにしてるから空気を読んで黙ってる事にする。
「ねぇリュカ。今日は皆でお祝いしましょうよ!」
「おお、それは良い提案だなピリン。我が輩も賛成だぞ」
「わーい。お祝いだ、お祝いだぁ! でもお祝いって何?」
「スラタン……お祝いってのはね、嬉しい事があった時に皆で一緒に喜ぶ事よ。美味しいご馳走を食べながらね」
「教えてくれてありがとうチェリコ? ぼくお祝い大好き! ぼくもご馳走作るの手伝うよピリン!」
「そうねスラタン。一緒にご馳走作りましょうね」
「「「「君達は料理しちゃダメー!!!」」」」
ピリンとスラタン以外、全員の意見が一致した瞬間だった。
ピリンとスラタン以外で楽しく食事を作って祝賀会を催した。
だが二人が隠れて料理をしており、その危険物を誤って
ヒゲ
(
ロロンド
)
が食べてしまい、鼻からミミズを垂らしながら悶絶するというハプニングに見舞われた。
まぁ楽しかったから良しとする。
被害に遭ったのが
ヒゲ
(
ロロンド
)
だったし、心底楽しかったから良しとする!
そんなこんなで夜が明けてきた。
昨日までの夜明けは、曇り空から滲んでくる日の光だけだったが、今日からは美しい太陽の光がこの土地を照らしてくれる。
隣で寝ている裸のピリンを起こさぬように、ソッとベッドから抜け出して服を着る。
そう言えば結局昨晩も寝る事はなかったなぁ……
チェリコと良い感じになって、そのまま彼女の部屋へランデヴー……夜半にピリンの事も気になって部屋を覗いたら、色っぽい瞳でこちらを見てたから、そのまま彼女のベッドにパイルダーオンだった。
ヤバ目の敵も倒したし、この土地で俺のやる事は終わったと思ってる。
その証拠に、チェリコの部屋からピリンの部屋へ移動する際、山の向こう側で光の柱を確認した。多分あの光は次の土地へ行く為の装置的な何かだろう。
ここまで復興の手伝いをしたメルキドが居心地良いからって、長居してると貧乳女神から泣きながら次へ行くように催促されるだろうから、ゴチャゴチャ言われる前に旅立とうと思う。
ピリンやチェリコ……スラタン達に別れを告げるのは忍びない。(他の連中は如何でも良い)
きっと何となく察してるだろうから、黙って町を出て行こう。
夜が明けきって誰かに見つかる前に……
リュカSIDE END
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