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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリ:「サトシ、
どうしちゃったのかしら、、、」



ヒロシ:「うーん、、、」
ヒロシ(気のせいか、、さっきのサトシ、
古代書を解読していたような、、、)




ヒカリ:「、、痛っ」



ヒロシ:「どうしたの?」



ヒカリ:「実は今日、ヤマブキシティに
行ったら、作業員の親方みたいな人に
蹴られちゃって、、」



ヒロシ:「本当かい?、、ヒドい奴だねっ」



ヒカリ:「そう!ヒドい奴だったのよ、、。
挙げ句の果てに変な目で見てくるし、
もう散々だったわ、、(タメ息)」




ヒロシ:「大変だったんだねっ、、」





ヒロシとヒカリは片づけを済ませ、
テーブル越しに座りしばらく話をした。






ヒカリ:「、、、ねぇヒロシ君っ」




ヒロシ:「ん?」




ヒカリは一つ、提案した。





ヒカリ:「オーキド研究所に行ってみない?」




ヒロシ:「オーキド研究所に?」




ヒカリ:「えぇっ、オーキド研究所よっ」



珍しいヒカリの提案に、ヒロシは
目を丸くした。





ヒロシ:「、、、あそこは今、封鎖されてて
中に入れなかったんじゃなかったっけ?」



ヒカリ:「噂じゃそうなんだけど、、」



ヒロシ:「どうして急に?」



ヒカリ:「うーん、、なんて言うか、
特に理由はないんだけど、何か
あそこに行けば、15年前の事件の事が
わかりそうな気がして、、、。
ほらっ、オーキド博士ってポケモン界の
最高権威だったじゃない?
もしかしたら、事件と何か関係が
ないかなと思って、、、」




ヒロシ:「、、、」



ヒロシはヒカリの方を向き固まった。



ヒカリ:「色んな資料もあると思うし、行って
無駄にはなんないかなーって、、、どうかな?」






ヒロシ:「、、そうか、、その手があったか!」



ヒカリ:「え?」



ヒロシは見落としていた事に
気づいたような様子だった。







ヒロシ:「確かにオーキド博士は
ポケモン界の最高権威。ポケモンに()いての
情報ならどこよりも先に入手していたはず!
ヒカリちゃんが言うように、もしかしたら
あの事件が起きる前の情報を
知っていたかも知れない!」




ヒカリ:「なるほど!」




ヒロシ:「ヒカリちゃん、いい提案だね!」




ヒカリ:「ふふっ(笑顔)なら早速、
その事をサトシ達にも言わなくちゃね!」

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