02プラチナむかつく奥様は13歳。
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症してピッタリ泣き止んでしまったので、多分却下だ。
母はゼクシィでも買ってきて、式場探したり、せいぜいウェディングドレスにするのか神社で和服にするのか選ばせる程度だろう。
母の趣味で、変な発音でカタコトの日本語を喋る神父は入れるに違いない。
兄弟では結婚できないので早速DNA検査して、親子関係の排除?だとか法的な手続きを進めて、月日ちゃんが16歳のお誕生日プレゼントが、親子じゃない証明と、僕との婚姻届の提出と養子縁組を決めるだろう。
ジューンブライドだとか日時の要望とか服装は聞いて、仕事関係から式の参加者も選んで、親戚をどの程度呼ぶとか決めるだろう。逃げ道は一切存在しない。
月日ちゃんがプラチナむかついて、新婚旅行の行き道で成田離婚しないよう、母も付いてきそうだ。
「どうすんのよっ、お兄ちゃんが変なこと言うから、私達結婚することになったじゃないっ」
変なことを言ったのは忍だ、僕は内々に相談して調査するよう頼むつもりだったのだが、あいつが色々とやらかして僕の家庭を破壊した。
あいつはこの家に来た魔法少女になって、魔法?をかけて従姉妹として潜り込んだ。
「ああ、母さんが言ったんだから、よっぽどじゃないと取り消さないね」
それでも月火ちゃんは自分がフェニックスの怪異で、両親と血がつながっていないことには、何一つショックを受けていないようだ。
母さんの戦略勝ちと言うか、元々こうなるのを想定していたのだろう。
より強力なショックを与えておけば、トリ頭の月火ちゃんは、三歩歩けば少しだけ困っていることを忘れてしまい、現在最大の問題「実の兄と思っていた男と結婚する」のに困って悩んで真っ赤になって、母さんに恋心とか見抜かれてたんじゃないか?とか、ソッチ系の悩みに傾倒する。
実際赤くなったり青くなったり、自律神経が忙しそうだが、何か決心したようにこう言った。
「分かった、私、お兄ちゃんと結婚する」
「ヘ?」
何か男の僕には理解できない、女の思考回路で何かが決定されたらしい、やはり月火ちゃんは母と血がつながっている。
「だって仕方ないでしょ、お母さんがああ言うんだし、親の顔も立てないといけないし、え〜と、血も繋がってなかったら、私この家にいられないし、火憐ちゃんともお別れだし……」
まあ放っておくと、僕と結婚する理由を色々語ってくれたり語るに落ちたりしてくれそうで面白かったが、このぐらいで勘弁してやることにした。
「オーマイハニー、月火ちゃんは僕の婚約者で大切な家族だ〜、プニプニ〜〜」
相撲取りみたいな声を出して巫山戯て、横に並んで手を回して抱きつき、両胸をプニプニしてやった。
まあこれでいつも通りムカついて殴られて蹴られて、普段の月火ちゃんに戻って自分の部屋に帰るだろう。
僕はその後テレビをつけて、日曜
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