閑話C
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「やっぱり強いっ………! 」
ハルカゼ トウイの新しい愛機、アストライアフリーダムが攻撃を回避していく。一瞬でも気を抜けばすぐにやられるほどの攻撃だ。
「けど、フリーダム使いとして負けるわけにはいかない! 」
四方八方からくる攻撃を辛うじて回避し、反撃にアストライアブレイドをライフルモードに切り替えて攻撃する。
『甘いっ! 』
抜き放たれたビームサーベルで攻撃は弾かれ、一気に距離を詰めてきた。
「ならこっちも接近で! 」
両手のアストライアブレイドをソードモードに切り替え、こちらも距離を詰める。
間合いに入る直前で機体を回転させ、勢いをつけて攻撃する。しかし、ビームサーベルで衝撃を完全に殺されて防がれる。
そこから、新たに抜刀されたビームサーベルの鋭い一閃が斬り払われる。とてもじゃないが、見てから反応したのでは回避できない。
しかし、今まで積み重ねてきた経験により、防がれた直後に後方へと距離を取っていたため回避することが出来た。
「さすがメイジンカワグチ!まさか戦えるなんて、光栄です! 」
そう。相手はあの三代目メイジンカワグチ。ガンプラ界のカリスマ。そして、大会三連覇という偉業を成した男だ。
『ハルカゼ氏も、噂通りの強さだ!いや!噂以上だっ!! 』
そして、メイジンカワグチが駆るガンプラは、第八回ガンプラバトル選手権で使用されたアメイジングストライクフリーダムだ。
いきなりの事もあるので、まずはなぜメイジンカワグチとバトルをすることになったかという経緯を話そうと思う。
ーーー−−
「はい……はい……えっ!?わ、分かりました!今お電話を代わります! 」
いつも通り仕事をこなしていると、一本の電話が入った。
「ハルカゼさん!お電話です! 」
「ん?そんなに慌ててどうしたの?まさか、上から何か言われたのかな? 」
と、呑気に電話を代わると、電話の主は驚くべき人物だった。
『あなたがハルカゼ氏か?私はメイジンカワグチだ。急で申し訳ないが、後日そちらに伺わせてもらいたいが、よろしいだろうか? 』
…………えっ!?今とんでもない人物の名前が聞こえたんですけど。おかしいな〜。仕事の疲れでも溜まって幻聴でも聞こえたのかな〜。とりあえず、念のため名前を聞こうかな。
「すいません。名前をもう一度お願いします」
『メイジンカワグチだ。驚かれるのは無理はない。だが本人だ』
うわーお。やっぱりメイジンカワグチだったよ。なんで僕の所に電話を入れてくるんだろ?
「あー、分かりました。それで、後日伺いに来るのですよね? 」
『ああ。よろしいだろうか? 』
「もちろんいいですよ。楽しみに待ってい
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