1594話
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いう話をTVで流して貰えば、こちらにとって有利な展開となるのは間違いない。
「なら、取りあえずデュオだけでもいいから連絡を取ってくれ。覗きの代償を支払って貰うとな」
「……覗き?」
「ああ」
サリィが首を傾げ、凛が以前このサルベージ船に泊まった時の事を思いだしたのか、笑みを浮かべる。
……もっとも、その笑みはどちらかといえば捕まえた鼠をいたぶる猫のような笑みだったが。
最近では五飛が凛にからかわれるようになってたけど、デュオがくれば間違いなくその役目が変わるな。
そっちの方がデュオ的にはあってるのだが。
「ふむ……分かった。すぐに連絡を入れてみよう。じゃが、儂が出来るのはあくまでもデュオを呼び出すところまでじゃぞ? シャドウミラーに合流しろとは、間違っても言えん」
「だろうな。それは分かってる。だからこっちも交渉役をきちんと連れてきている。……凛」
「ええ、任せておいて」
数秒前に浮かべていた笑みはそのままに、凛が頷く。
……うん、悪いなデュオ。
間違いなく今の凛を相手にした場合、精神的なダメージを受けることになるのは間違いなかった。
少なくても、俺の場合はこの状態の凛と交渉したいとは思わない。
その場合、俺に出来るのはベッドに凛を連れていって文字通りの意味で寝技に持ち込む事くらいか。
代わりに、後で色々と責められる可能性は高いが。
「何だか、デュオを呼び出すのが哀れになってきた気がするんじゃが」
「気にするな。実際、これは自業自得なんだから」
どことなく落ち込んだ様子のハワードの肩を軽く叩き、そう告げるのだった。
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