1594話
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「いえ、残念ながら私もその件については知りません。ただ、コンタクトを取ったという話を知らされただけですで」
まぁ、連合軍にとっては今は色々と忙しいんだし、そんな場合じゃないのは間違いないのか。
サリィからの視線を受けて、小さく頷く。
「トールギスの件でも色々と相談があったのは間違いない。何しろ、今のトールギスだと俺の反応速度についてこられないし、それ以外にも武器の面で若干問題があるしな」
「……トールギスが? スーパーバーニアを改修しただけでは、まだ足りんと?」
「そうなるな。ただ、そっちの件は連合軍の整備員達にやって貰ってるから、今回来たのは本当にトールギスに関わる事じゃない」
「ほう? では何の用事じゃ?」
俺の言葉に一瞬だけ戸惑ったような雰囲気を発したハワードだったが、やがてすぐに再び尋ねてくる。
「ガンダムのパイロット……いや、デュオとヒイロに連絡を取ってくれ。俺達が……シャドウミラーがお前達に会いたいと」
「っ!?」
まさか、俺の口からその名前が出てくるとは思わなかったのだろう。
ましてや、ガンダムのパイロットだと俺が知っているというのは完全に予想外だったのか。
「何故じゃ?」
だが、こっちがその情報を知っているのを尋ねるよりも前に、まず俺がガンダムのパイロットに会いたい理由を尋ねてくる辺り、ハワードらしい。
「ガンダムを味方に引き入れる為だ。知っての通り、ガンダムというのは高い性能を持っている。そしてパイロットも同様に高い操縦技術を持っている。だが、基本的には単独で行動するからな。現状で妙な行動をされるとこっちとしても面白くはない」
「だから、デュオ達をお主達シャドウミラーに入れる、と?」
「そうだな。出来ればそうなって欲しいと思っている。ハワードなら知ってるかもしれないが、既にシャドウミラーにはガンダムが1機所属している」
「ああ、知っておるよ」
あっさりと頷くハワード。
まぁ、ガンダムがシャドウミラーに所属しているというのは、連合軍にとっても大きいから大々的に宣伝されてるしな。
「そのおかげもあって……というのは多少変な話だが、現在のシャドウミラーは色々な意味で有名だ。けど、その分注目が集まってきて迂闊に動けないという事が多くなってきてもいる」
特に現在は、ルクセンブルク基地の復旧が完了するまで護衛をするという役目がある。
そのおかげで、シャドウミラーとして動くにも、必ず護衛を残していかなければならない。
そして護衛として残すのは、OZがルクセンブルク基地を攻めようとは思えない相手が必須だった。
そうなると、残せるのはシェンロンガンダムかトールギスという事になり、俺が行動する必要があるのであれば自然とシェンロンガンダム一択とな
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