1594話
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機でサルベージ船に着地する訳にはいかないし。
いや、やろうと思えば出来るのかもしれないが、サルベージ船である以上は何かサルベージした物が船の上にある可能性もある。
そう考えれば、やっぱり近くにある連合軍の基地に着陸して、そこからは別に移動した方がいいだろう。
……トーラスの関係で、綾子はMS輸送機に残る事になるのだが。
まぁ、何かあった時の為に誰かは残していかないといけないのを考えれば、それはおかしな話ではない。
そんな訳で、早速俺達は綾子を基地に残して軍用車……ジープでサルベージ船へと向かう。
幸いと言うべきか、港に入ればサルベージ船がどこにいるのかはすぐに分かった。
あれだけの大きさの船なんだから、それは当然か。
そして真っ直ぐにサルベージ船に向かうと、そこでは見覚えのある人物が俺達を待っていた。
ハワードと、その仲間達。
特にトールギスの最終調整を行った面子の姿もあり、俺にとっては懐かしいと言ってもいい顔ぶれが揃っていた。
車から降りた俺達へと、ハワード達が近づいてくる。
「久しぶりじゃな、アクセル。それに凛も。……ふむ? そちらの女子は初めてじゃな。綾子はどうした?」
相変わらずアロハシャツにサングラスという特徴的な姿をしたハワードの言葉に、軽く手を振って答える。
「綾子はこの近くにある基地で護衛として留まってる。何しろ、今はOZとの戦いで忙しいからな。もしかしたら、あの基地にもOZが攻めてくる可能性がある」
まぁ、もっとも……可能性はあくまでも可能性であって、実際に攻めてくる可能性は少ないと思うのだが。
何しろ、OZの戦力はそれ程多くはない。
その上、俺の活動の影響でロームフェラ財団の上層部が自分の屋敷に護衛を回すように要請している。
……正直なところ、多少護衛のMSがいてもシャドウミラーの戦力なら殆ど無意味なんだけどな。
ともあれ、そんな理由でOZの戦力は少なく……ましてや、まだ1つだけではあるが基地のMSがほぼ全てなくなるといった事態すらも起きているのだ。
連合軍の基地とはいえ、それ程重要ではなく、さして大きくもない基地を襲う必然性がない。
ああ、でも原作だとアレックスとミュラーがさして大きくない連合軍の基地を虱潰しにしていたな。
そう考えれば、意外と小さい基地でも狙われる可能性はあるのか?
まぁ、OZにそれだけの余裕があれば、の話だが。
「ふむ、思っていたよりも用心深いようじゃの。……まぁ、いい。それで今回は何の用じゃ? トールギスに何か異常でもあったのかの?」
「うん? 俺達の用件を聞いてないのか? てっきり、もう話は通ってると思ってたけど」
ハワードの言葉にサリィの方へと視線を向けると、こちらも首を横に振ってくる。
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