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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 5話 焼け落ちる世界樹〜地上に墜ちた勇者ども
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を突き殺すべく待ち受ける地獄の剣山の如く待ち受けていた…………僅かな部隊が干拓されたビクトリア地区の土を踏むことが出来たものの圧倒的多数のユーラシア連邦軍とアフリカ連合軍に数分で殲滅された。
こうしてザフト軍最初の地上降下作戦は、無残な失敗に終わったのであった・・・…この様な無謀な作戦をプラントが行ったのは、宇宙空間での相次ぐ大勝でザフト上層部が油断していたこと、後に北アフリカの親プラント国家 アフリカ共同体を構成する北アフリカ地区が蜂起するという情報であった。
彼らは、アフリカ連合加盟地域の中では広範な自治権を認められていたものの再構築戦争で荒廃した地域の再開発資金を供出させられており、自らの富が腐敗した地域の私腹を肥やすためだけに充てられていると不満を募らせていた。
その為、分離独立の機運が以前から存在し、プラントは、開戦前から独立派と秘密裡に接触し、協力の約束を取り付けていた。
ザフト上層部の中には、ビクトリア降下作戦降下と同時に中国の星火燎原の故事の如く全土に広がった反乱でアフリカ連合は崩壊すると見ていた者もいたである。
そんな彼らの楽観的予想とは裏腹に北アフリカは一部を除き平穏を保っていた・・・……
この失敗を受けたザフト軍は、作戦失敗の原因を軌道爆撃の不徹底と地球連合軍が宇宙とは異なり、誘導兵器が使用出来たことであると判断した。
そして彼らは、こう考えた・・・…地上も宇宙の様に誘導兵器が使用できない様にしてしまえば、ザフト軍とモビルスーツは無敵を誇るだろうと・・・
またこうとも考えた・・・そのためには地球にあるもの≠降下させる必要があることを・・・後に人類最悪の四月とよばれ、反コーディネイター感情を爆発させることとなる悪魔の決断は、こうして下されたのだった………
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