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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 4話 戦火に包まれる地球圏 南アメリカ侵攻
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送機によって輸送され、南アメリカ合衆国軍は、その存在を攻撃を受けるまで気付けなかった。
その隙を突く形でパナマ駐留の大西洋連邦の装甲師団が侵攻した。
機甲師団の戦力は、戦車だけでも600両近く有り、奇襲攻撃によって装甲車程度の兵力しか残されていなかった南米軍パナマ宇宙基地守備軍は、20分で降伏した。
そして午後5時頃、親大西洋連邦派を主体とする反体制派が南アメリカ合衆国首都 ブエノスアイレスでクーデターを起こした。
30分後には、クーデター軍が現政権のメンバー全員を逮捕、殺害した。
親地球連合の傀儡政権(親大西洋連邦派が主体)が樹立された。親連合政権はプラントに宣戦布告を共に、戦争の被害復興と治安維持の名目で地球連合への加盟と大西洋連邦の占領統治を受け入れると発表した。
20日、大洋州連合は、地球連合の行為を侵略行為であると非難すると共にプラントの支援を表明、最初の「親プラント国家」となった。
地球連合(大西洋連邦主体)の南アメリカ合衆国侵攻は、旧西暦、再構築戦争期を入れても史上まれにみる電撃作戦であった。
大西洋連邦軍は、元からパナマ制圧から先の作戦計画は無く、フォルタレザ地区宇宙センター等を除けば南アメリカ合衆国唯一の宇宙との玄関口であるパナマを制圧すれば、戦争は自陣営の勝利に終わると判断していた。
そしてパナマ宇宙基地制圧作戦で大西洋連邦のパワードスーツ部隊を主軸とする特殊部隊の奇襲攻撃は、その迅速さで衝撃を与えた。
また当時、第八艦隊所属の将校だったハルバートン大佐は、マスドライバーを有する宇宙基地の様な重要拠点に対する奇襲攻撃をプラントが行う可能性とMSの開発、実用化による地球連合MS部隊の創設、それによるプラント奇襲作戦を提案したが、それが上層部に相手にされることはなかった……
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