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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 3話 戦火に覆われる地球 開戦編
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電磁加速されたその一撃を強引に武装化され、機動性が固定砲台に等しかった仮設防空艦が回避できるはずがなかった。
碌に装甲も施されていなかった防空艦は、メビウスの対装甲リニアガンを機関部と艦橋に受けて推進剤と外付けバッテリーを誘爆させ、瞬時に内側から火の球と化した。
同時に補給を終えたジン2機がメビウス部隊に襲い掛かった。
重突撃機銃を受けたメビウス3機が次々と砕け散る。
だが、護衛のメビウス4機も核攻撃機を援護すべく死に物狂いでジン2機に襲い掛かった。
その隙に胴体に核弾頭ミサイルを抱いたメビウス ボンバータイプがすり抜けていった。
それを見たジンの1機が反転し、追撃を図ろうとした。
もう1機のジンも援護のため重突撃機銃を掃射、1機のメビウスが左メインスラスターを抉られる。
だが追撃しようとしたジンの腰部に被弾して操縦不能に陥ったメビウスが激突、爆散した。
残ったジン1機も不用意に接近したメビウスを近接戦闘用の重斬刀で叩き切ったものの別のメビウスが放った対装甲リニアガンに右足を吹き飛ばされ、 返す刀で下方より接近した別のメビウスが背部メインスラスターの左側にバルカン砲を叩き込んだ。
バランスを崩したジンは重突撃機銃を乱射、1機を撃墜した。同時に最後のメビウスがジンに特攻した。
直後、激突した2機を爆炎が呑み込んだ。
時同じくして、メビウス ボンバータイプはユニウス7を射程圏に捉えていた。
「蒼き正常なる世界の為に!!」
後にザフトに回収された操縦レコーダーによって、プラント最高評議会の議場で、ナチュラルの脅威を煽る宣伝材料として幾度となく再生される叫び声をパイロットはコックピットで叫んだ。そしてパイロットはトリガーを引いた。
メビウスから切り離された核ミサイルは、ブースターから青白い推進炎を吐きながら、砂時計型の構造物へと突進していった。
核ミサイルは、ユニウス7の砂時計の括れ部分の宇宙港に停泊していた資材運搬用の中型輸送船に着弾、2秒後に起爆した。
直後、恒星のごとき輝きと高熱が膨れ上がり、瞬時に宇宙港を蒸発させ、ユニウス7を呑み込み、コロニー内部を巻き起こった突風と業火が都市部の高層建築、化学工場も素朴な田園も等しく叩き潰した。強烈な衝撃を受けた人工の大地が次々とパズルの様に崩壊した。
住民の多くは成す術も無く、吹き荒れた突風に吹き上げられ、灼熱の業火に呑み込まれていった。建物に逃げた者は、建物ごと、車でシェルターまで移動しようとしたものも人工地盤の崩壊と突風に吹き飛ばされ、絶対零度と数百度の高温が交錯する真空の死の世界へと投げ出されていった。
運よく生き残れたのは運良くシェルターの近くにいて避難出来た者位だった。更に飛び散
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