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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 2話 燻る火種
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設に被害を与えた。
駐留軍は、コーディネイター国家建設、プラントの独立を叫ぶザフトも、蒼き清浄なる世界の為に、というスローガンを掲げるブルーコスモスも共にテロリストとして摘発していた。
だが、駐留軍や理事国関係者を狙うザフトとコーディネイターを狙ってテロをするブルーコスモスでは、優先順位は明らかに前者に偏っていた。
更に駐留軍内部にブルーコスモスのシンパがいたことや理事国の政治家の傲慢な対応もあってプラントに居住する市民の対理事国感情は悪化していった。
C.E 57年 度重なるプラント内部での騒乱と黄道同盟主導のサボタージュ活動とブルーコスモスのテロ活動に伴う経済的損失を憂慮した理事国は、プラントに自治組織としてプラント自治評議会を設立した。この時、黄道同盟は、プラント内部の政治団体として合法化された。
ザフトが合法化されるとプラント自治評議会(後のプラント最高評議会)に後のプラント指導者となるシーゲル・クライン、パトリック・ザラを初めとする黄道同盟メンバーが次々と当選した。
またプラント理事国も他コロニーの開発事業の影響でコストカットを迫られており、プラントにある程度の自治権を認め、駐留軍の規模縮小を行った。
だが、プラント市民とザフト関係者の多くがこの監視付きの自治に満足することはなかった。
ザフトは、独立に向けて、招聘したコーディネイター傭兵(遺伝子調整が上手くいかなかった等の理由で失敗作として捨てられたコーディネイターを引取り、軍事訓練を施す組織サーカスや軍事企業によって作られた戦闘用コーディネイターがその主体)を教官として党員に軍事訓練を施した。
その一方で、プラント理事国の強大な軍事力(大西洋連邦だけでも当時4個宇宙艦隊を保持しており、他国も、それに呼応して宇宙軍拡を進めていた)に対抗すべく、63年に宇宙開発用作業機器として開発されていた宇宙機器「モビルスーツ」を改良し、機動兵器化する研究を始めた。
当初、彼らは、この兵器をプラント内部と周辺宙域でのゲリラ戦用のパワードスーツとして研究していたが、同時期に宇宙用の機動兵器「モビルアーマー」の第1号 ミストラルが大西洋連邦で開発され、更に各国がモビルアーマーの研究開発を進めたことが、その研究を汎用機動兵器にまで昇華させる切欠となった。
そして、C.E 65年にその研究は、モビルスーツ試作第1号「ザフト」の開発として実を結ぶこととなる……
C.E 68年、プラント自治評議会議長にシーゲル・クラインが就任した。
なお、この当時、地球でもコーディネイター過激派と思われるテロが頻発し、ブルーコスモスの盟主に、ブルーコスモスの創始者の一族でもあるアズラエル家当主となったばかりの24歳の若手 ムルタ・アズラエルが就任した時期でもある
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