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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 2話 燻る火種
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当時、ジョージ・グレンを中心とした科学者たちによって設計され、34年から建設が開始され始めた工業スペースコロニー群、プラントのコロニーの一つであるフェブラリウス市 で、C.E 55年10月29日にワクチンが開発され、その後、地球でもワクチンが大量生産されたことで終結した。
人々は、ペストやスペイン風邪、エボラ出血熱、そして再構築戦争期のS1インフルエンザを彷彿とさせるこの恐るべき病原菌の脅威から守られたのである。
だが、薬学ノウハウがナチュラルに比べて劣っているコーディネイターがワクチンを開発(誤解されているが、S2インフルエンザワクチンの開発には、ナチュラルの科学者も参加している。)したという事実は、コーディネイターの犠牲者がゼロだったということと合わせて、53年にファースト・コーディネイター ジョージ・グレンがナチュラルの少年に暗殺されたことに対する報復ではないのか?という陰謀論も出始めた。
各地でコーディネイターとナチュラルの間で対立が生じ、コーディネイターに対するテロが発生した。
この時期に起こった事件では、大西洋連邦のバトンルージュ病院襲撃事件、メトロポリタン歌劇場銃撃事件、ユーラシア連邦 タシュケントのリンチ事件、犠牲者100人を出したアフリカ ナイロビでの爆弾テロ事件等が有名である。
多くのコーディネイターとそのナチュラルの家族達は、反コーディネイター感情が比較的少ない太平洋のオーブ連合首長国やスカンディナヴィア王国に移民するか、当時、建設が進められていたプラントに移住することとなった。
これが、プラントが実質上、コーディネイター居住区となる要因となった。
この時期、プラント建設に従事していたコーディネイターの権利向上のために結成されていた政治団体 Zodiac Alliance of Freedom Treaty=自由条約黄道同盟(ザフト、軍事部門を指す際には、黄道同盟よりもこの名称が用いられることが多い)が勢力を拡大し、プラント理事国からの独立を唱え始める。
当初、ザフトは、旧プラント理事国から非合法組織と見なされており、地下組織として活動していた。
また、サボタージュ活動やデモのみならず非合法活動にも手を染めており、理事国の駐留軍を占領者と非難するパンフレットをドローンを利用して散布する、理事国の駐留軍や統治に関係する人物の誘拐、地下工場(プラントの砂時計型コロニーを含め、大抵のスペースコロニーには、内側の居住エリアの地表部だけでなく、地上の地下に当る外壁エリアが存在している)での銃火器密造と言った行為を行っており、一部の武闘派は、駐留軍との銃撃戦さえ繰り広げた。
更にこれらのザフトの活動に反発する地球のブルーコスモスは、プラント内に理事国パスを用いて旅行者に紛れ、テロ活動を行い住民や施
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