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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
間章 1話 全ての始まり
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され、国際連合加盟国での遺伝子操作された人間 コーディネイターを合法的に生み出すことが不可能となった。

これは当時では、事実上の全世界でのコーディネイター違法化に等しかった。

まだ、ここで終わっていれば、後の歴史は変わっていたかもしれない・・・と後の人々は語った。


だが、C.E 23年、2月に木星探査船「ツィオルコフスキー」が帰還したことで 地球は更なる混乱と論争に包まれることとなった。

C.E 23年 2月23日、木星探査船「ツィオルコフスキー」と、衝撃的な告白を全世界に行ったジョージ・グレンを含むクルー達は、地球に帰還した。


地球と地球の人々に宇宙開発の更なる未来と可能性(当時は、再構築戦争時の軌道爆撃等の影響で宇宙開発は軍事面のみが注目されてしまっていた)を示したが、同時に地球に新たなる衝撃と混乱をもたらす物体を持ち帰っていた。

「エヴィデンス01」・・・後にそう名付けられたそれは、C.E 22年、木星探査中にジョージ・グレンが発見した地球外生命体の化石であり、机上の空論でしかなかった地球外生命の確固たる証拠であった。

その化石となった生物は、クジラに似た骨格に1対の羽状の器官が生えている・・・という形状でその形状から、一般に「羽クジラ」、「クジラ石」、「天使」と呼ばれた。

この「エヴィデンス01」は、全世界に混乱を齎すこととなり、再構築戦争による混乱で揺らいでいた宗教の影響力にも打撃を与えることとなる。

C.E 30年、1月3日 一般にアブラハムの宗教と呼ばれる3つの宗教共通の聖地が存在する中東の都市 イェルサレムで、世界各地の宗教の関係者が集結し、 ジョージ・グレンの告白とその後の「エヴィデンス01」発見による混乱を終結させるべく、 パレスティナ公会議を行った。(この際、当時のブルーコスモス幹部でもあったプロテスタント系牧師も参加していたとされているが、詳細は不明。)

・・・この宗教会議が失敗したことで、一時的に宗教の権威は失墜した。(よく誤解されているが、15年のジョージ・グレンの告白 23年の「エヴィデンス01」発見以前の再構築戦争直後のC.E 1〜10年代の時点で、宗教の影響力は、再構築戦争期の原理主義のテロ活動等によって低下しており、この告白だけが、パレスティナ公会議後の世界的な宗教的権威の失墜を招いたわけではない。)

この宗教の影響力の失墜の影響で、「コーディネイター寛容論」と「遺伝子操作アレルギー論」という二つの思想が広まった。

大西洋連邦 ユーラシア連邦 東アジア共和国の3大国の新興富裕層を中心に我が子をコーディネイターにするものが現れ始めた。
これは、最初は秘密裡に行われていたが、数年もしない内に大っぴらに子供をコーディネイター化する動きが広ま
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