ハイスクールD×D おっさんは辛いよ
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余った分で一番きつい栄養剤を買い込んどけ。おう、お疲れ」
「えっと、大変なようでしたらすぐに部屋を用意しますけど」
「後でいいよ。ただの顔合わせじゃなくて手合わせもするんでしょ。それ位の体力は残してる。というわけで新顔諸君。まとめて相手をしよう」
音角を取り出し、指で打ち鳴らして額の前に掲げる。全身に力がめぐり、全身が燃え上がる。それに新顔が驚く中、炎を振り払って姿を晒す。
「紫我楽鬼」
オレの戦鬼としての姿を見て新顔連中が恐怖に顔を歪める。
「こんな姿ですが、詩樹さんは普通の人です。人間は特別な修行で鍛え上げればこの戦鬼の姿になれます」
「ちなみに登録されてる戦鬼は全部で126人だ。退魔の力は群を抜くが、少し特徴的でな。魔に直接清めの音を叩き込んで祓う。種類は打・管・弦に分かれる。オレは打と弦を修めている。今日は音撃棒しか持ってきてないがな」
腰から音撃棒を取り出し、微妙に草臥れているのを確認してしまった。この前の河童の魔化魍の所為だな。無駄に繁殖しやがって。また屋久島まで行かないといけないのか。
「ほら、先手は譲ってやるからこいよ」
挑発して一番最初に殴りかかってきた金髪の男に鬼火を真正面からノーモーションで浴びせて火だるまにする。
「わはははは、バカめ、よくわからない相手に真正面から挑むからそうなる」
「相当に参っているようですね。椿姫、アレを」
「深夜テンションで少しおかしくなっていますね。火力の調整ができていませんから。準備できてます」
後ろでソーナちゃんと椿姫ちゃんがなにか言ってるけど気にしない。そう思っていたのだが、背中に何が刺さる感覚が。振り返ると椿姫ちゃんが吹き矢を構えていた。また薬かよ。意識が暗転していく。
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