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ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D おっさんは辛いよ
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ようにまとめて提出」

「詩樹さん、視察の件ですが3日後なら大丈夫だそうです」

「予定を入れといて。その日に簡単な書類が集中するように調整」

「詩樹さん、研究室から追加予算の要望が」

「現時点での成果物を見せるように指示。何もないようなら全員クビだ。失敗作でもいいから見せろ」

「詩樹さん、ソーナ様が新しい眷属に紹介をしたいから本屋敷の方に来れないかと」

「もう世間じゃ学生は夏休みだっけ?2日後に戻ると伝えといて、今忙しいから。3日後の視察は直接現地に向かうから」

「詩樹さん、有給届けが」

「同じぐらいの能力の生贄も提出しろと返せ。新人が入ってある程度使えるようになる10月頭まではそうすると通達しろ」

「「「横暴です!!」」」

「じゃかましい!!オレなんてこの半年休み無しだ!!睡眠時間も削りに削ってるんだぞ。と言うより、よく政権が保ってるよ。地球だったら革命起こってるぞ!!」

イライラしながら書類を捌いていく。地盤が安定してないにも程が有るぞ、魔王政権。災害に慣れてる感じもしないし、しぶとさもなさそうだ。どれだけ自分達の政権が危ないのか理解してないだろ、これ。

中途半端な政策を取りやがって、半分ぐらいが言うことを聞かない奴らとかどうよ。危険分子も多いし、証拠が簡単に集まってるんだが。敵も味方も足元がお留守過ぎるぞ。

ソーナちゃんの依頼を簡単に引き受けるべきじゃなかったな。上の足元がぐらつきすぎて安心して作れないとか。こりゃあ十数年掛かりの大仕事だぞ。とにかく立て直しを最優先。古い慣習とか老害に感情論なんかも全部切り捨て。徹底的に地盤工事からやらないと。魔王達が仕事に復帰したらこの案件を全部飲ませないと悪魔だけ倒れる。

堕天使も結構ぐらついてたけど、此処まで酷くはなかったぞ。ガチでやばい。なんで呑気でいられるかな。

「詩樹さん」
「詩樹さん」
「詩樹さん」

「はいはい、全部聞くから順番に報告!!」








「よう、君らがソーナちゃんの新しい眷属?オレは姫島詩樹。魔法結社とか、グリゴリとか、魔王府のスーパーアドバイザーなんかをやってる2流の退魔師だ。顔を合わせる機会は少ないだろうが、よろしく頼むよ」

「……あの、顔色が、少し危ないような」

ソーナちゃんが心配してくれるが、職場の奴らは全員そんな感じだ。

「この半日の時間を絞り出すのに3ヶ月かかってる。あまり大きな声じゃ言えないが、オレが関わってないと数年のうちに無政府状態か群雄割拠に陥ってもおかしくない状態だ。それなのに、魔王様方全員がバカンス休暇だよ。おかげでしわ寄せが全部こっちに来てる。ちょっと失礼。どうした、ああ、その件は明日の視察後だ。準備だけはしておけ。他は、よし、
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