ハイスクールD×D おっさんは辛いよ
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感なんです」
「なんで、皆そういう風に誤解するのかな。オレは誰かを縛りたくも誰かに縛られたくもないから軽いの。独身なのもそういう意味」
「嘘ですね。どう見ても首にリードが着けられてるようにしか見えませんね。姫島さんや椿姫が危ない目にあったら、なんだかんだ理由をつけて助けに入りそうですし」
「……さ、さあな」
「間が空いた上にどもるとか、分かりやすい反応ありがとうございます」
「おう。普通に演技だからな。これぐらいの腹芸ができんと結社をまとめるなんて出来ないからな。今からでも勉強しといたほうが良いぞ。見抜く方もだが、見抜いた上で空気を読むこともな」
「そんな風に手を貸してくれているじゃないですか」
「おっさんは若い子が頑張る所を見るのが大好きな人種なんだよ」
「そういう人、周りに居ないんです。誰に頼って良いのかも、誰に相談すれば良いのかも、何も分からないんです。不安でいっぱいで、でも、付いてきてくれると言った眷属の子たちには問題ないように見せて、一杯一杯なんです。誰かに支えてほしいんです」
「……さっきも言ったが、オレは誰かを縛りたくも誰かに縛られたくもない。だから眷属にはならん」
「……そうですよね」
「だがな、生きていくには金がいるんでな。仕事は募集中だ。新しい組織を作ったり調整したりは得意中の得意だ」
「詩樹さん」
「何をどうしたいのか、何処まで出来ているのか、何処まで許容できるのか、ある程度資料をまとめてろ。見積もりを立てて、色々調整して、仕事としてなら手伝ってもやるし支えてもやるよ。妥協点はそこだ」
「ありがとうございます、詩樹さん!!」
「仕事だからな。それはともかくとして離れなさい。人の腕で慰めるのはよしなさい」
「少しでも先払いをしておこうかと」
「薬を盛られて前後不覚にならないと未成年を相手なんかしないよ」
「なるほど。椿姫、姫島さん」
椿姫ちゃんに背後から拘束されて、朱乃ちゃんが何やら薬類を取り出す。
「は、ははは、おっちゃん、年だから、なっ、止めとこうぜ。明らかに普段とは別で賢者タイムに入ってるから。や、やめ、やめろおおおおお!!」
「詩樹さん、新しい企画書です」
「そこの企画書入れに入れといて」
「詩樹さん、魔王府営のカジノの収益表です」
「見せて。何処かでちょろまかしてるバカが居る。査察団を送り込め。徹底的に調べ上げろ。ルシファー様の直筆の令状があるから騒いだ奴はしょっ引け」
「詩樹さん、例の地図が出来上がりました」
「そこの壁にかけて。ピンはオレの手元に」
「詩樹さん、聞き取り調査が終わりました」
「グラフにまとめて誰でもが分かりやすい
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